「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

日韓関係悪化に伴う,空路や海路の運休長期化による九州経済への影響

2019-08-22 23:50:40 | 九州経済(地域経済)

 韓国叩きはブーメランのごとく跳ね返っり,インバウンドを直撃。観光庁が21日に発表した7月の訪日外国人旅行者は、推計で前年同月比5.6%増の299万1200人と,1カ月の客数として過去最多を更新した。だが,韓国人客は7.6%減の56万1700人と急激な落ち込みである。


日韓関係悪化に伴う,空路や海路の運休長期化による九州経済への影響

--九州観光に影 運休や宿泊予約減--

 元徴用工問題をきっかけに,日本政府が安全保障上の理由で輸出管理を強化し,韓国を「グループA(『ホワイト国』から改称)」から除外する意向を示したことに対し,韓国の日本ボイコットの動きが表面化したのは7月以降である。互いに輸出管理強化へと踏み込み,泥沼化する日韓関係。韓国内では日本製品の不買運動や安倍政権批判が強まっている。日韓関係悪化に伴い,九州の佐賀や大分,熊本などで韓国への直行便の運休・減便が相次いでいる。

 2018年の韓国からの客は九州へのインバウンド(訪日外国人)全体の半分近くを占めており,関係の冷え込みが長期化することへの懸念が強まりつつある。
 観光庁の調査によると,九州では昨年のインバウンド(511万人)のうちおよそ半分を韓国人旅行者(241万人)が占めていた。大分県の場合,2018年の外国人宿泊者数は約144万人で,うち韓国人が約6割を占めている。

 マスコミ報道や航空会社のウエブサイトでの告知から,日韓関係悪化に伴う空路や海路の運休状況をまとめてみた。   

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

空路
・佐賀空港)佐賀ーソウル便:19日から全て運休
 佐賀空港に就航しているティーウェイ航空は1日1往復していたソウル線を19日から運休。期間は10月26日までとしているが再開は未定。

・北九州空港)
 エアプサンが大邱と毎日往復している便を9月1日から運休する。
 大韓航空系列の格安航空会社(LCC)ジンエアーも釜山線を8月25日から,ソウル線を26日から,それぞれ大幅減便。

・熊本空港)韓国を結ぶ定期路線は全て運休
 韓国の格安航空会社(LCC)「エアソウル」が10月27日以降の冬ダイヤから、熊本-ソウル線を運休する。
 韓国のLCCティーウェイ航空も,ソウル線と大邱[テグ]線の8月19日からの運休する。熊本空港と韓国を結ぶ定期路線は全て運休することになった。

・長崎空港)
 アシアナ航空の子会社エアソウルの長崎-ソウル線を3月から運休。

・大分空港)  大分―ソウル便が19日から運休 利用者低迷で
 韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空が大分―ソウル間を毎日結んでいた定期便を,8月19日~10月26日まで運休。同社はすでに韓国・釜山線、務安線も運航を休止しており,大分空港発着の国際定期便はゼロとなる。

・鹿児島空港)
 大韓航空は鹿児島便を11月16日まで運休する。

・福岡空港)
 大韓航空は仁川発着の福岡便(週28便)は,10月27日から11月16日まで週21便に減らす。


航路
・厳原港国際ターミナル)釜山(プサン)港-厳原港(対馬市厳原町)航路
 日韓の3社が運航してきた釜山(プサン)港-厳原港(対馬市厳原町)航路は,19日から全便運休。
・釜山港発着のチャーター便としてフェリーを随時運航してきた「対伸」(厳原町)は、「(韓国向け輸出規制を日本政府が強化した7月4日以降)予約取り消しが相次いだ」として、7月8日から運休。
・週に2日、ジェットフォイルを定期運航してきた「未来高速」(釜山市)は8月16日から9月30日までの運休告知した。
・週に4日、高速船を定期運航してきた「大亜高速海運」(韓国浦項(ポハン)市)は「個人・団体客減少のため」8月19日から同31日まで運休する。日本側代理店は「(前年同期比で)7月は3割減,8月は6割減で推移している。半月ごとに状況を見て運航計画を判断しており、現時点で再開時期は未定」としている。

・JR九州の高速船ビートル
 博多港と釜山を結ぶJR九州の高速船ビートルはお盆の期間中,韓国人客が去年より7割減。

 

   

        

 

  >>>関連情報---

 大韓航空は、釜山(プサン)-関西便や済州(チェジュ)-成田便、済州-関西便を順次運休とするなど日本便の大幅縮小を発表した。アシアナ航空や格安航空会社(LCC)でも同様の動きが相次いでいる。

 大韓航空は、4~6月期の時点で1015億ウォン(約89億円)の営業赤字に転落していた。

 アシアナ航空も1241億ウォン(約109億円)の大幅な営業赤字だ。急激な最低賃金引き上げの影響でコストが増大したほか、ウォン安で海外の空港のドル建ての利用料がふくらんだ。LCC6社も営業赤字に陥っている。

 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 強まる日韓対立 九州経済へ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (omachi)
2019-08-23 21:49:36
お腹がくちくなったら、眠り薬にどうそ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

九州経済(地域経済)」カテゴリの最新記事