九州の人口・その1-福岡市への一極集中に拍車,税収も大幅アップ
->>>福岡市の人口「毎年1万人増」 一極集中に拍車,税収も大幅アップ
総務省が7月10日発表の「住民基本台帳に基づく人口動態調査」 http://www.soumu.go.jp/main_content/000633277.pdf によると,今年1月1日時点の国内の日本人は1億2477万6364人で,10年連続減少となっている。都道府県別では,東京,神奈川,千葉,埼玉の1都3県以外は人口が減少傾向にある。
出典:総務省 「住民基本台帳に基づく人口動態調査」
日本人の人口は去最大の減少幅を記録し,福岡県を含め九州7県の人口も減少している。そんな中,福岡市(人口154万923人 世帯数78万9514)は毎年1万人のペースで人口が増え続けている。総務省が2019年7月10日に発表した,1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査の結果では,全国の市や区のうちで最も人口増加数の多い市区は福岡県福岡市(1万10人)である。九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線,博多-長崎間)の建設も進んでいる。福岡市への一極集中は,当分止まらないであろう。
九州では,政令指定都市の北九州市,熊本市,および各県の県庁所在地の人口は減少している。
なお,これまで横浜市,大阪市,名古屋市,札幌市に次いで政令指定都市の中で5番目に人口が多かった神戸市の人口は,0.4%減の153万7272人で,5位の座を福岡市に明け渡した。
出典:総務省 「住民基本台帳に基づく人口動態調査」
◆人口増で税収増
人口増の影響は税収にも出ている。福岡市は7月9日,18年度の市税収入が前年度よりも392億1700万円上回る3325億9700万円になる見通しになったと発表。6年連続で過去最高額を更新した。市内で働く人が増えて個人市民税が,企業の収益が改善したことで法人市民税が増収になった。
◆第3次産業が主体
福岡市内の総生産のうち約9割が,サービス業,小売業の第3次産業である。この産業構造を背景に,ゲーム開発会社,ウェブサービス会社といったIT系の企業が相次いで福岡に拠点を置いていることから,福岡市の将来性にプラス要因となっている。
福岡市を経営する | |
高島 宗一郎 | |
ダイヤモンド社 |
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┗■ 総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成31年1月1日現在)
住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数のポイント(平成31年1月1日現在)
資料2
住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成31年1月1日現在)
参考資料
【総計】平成31年住民基本台帳人口・世帯数、平成30年人口動態(都道府県別)
【総計】平成31年住民基本台帳年齢階級別人口(都道府県別)
【総計】平成31年住民基本台帳人口・世帯数、平成30年人口動態(市区町村別)
【総計】平成31年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)
【日本人住民】平成31年住民基本台帳人口・世帯数、平成30年人口動態(都道府県別)
【日本人住民】平成31年住民基本台帳年齢階級別人口(都道府県別)
【日本人住民】平成31年住民基本台帳人口・世帯数、平成30年人口動態(市区町村別)
【日本人住民】平成31年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)
【外国人住民】平成31年住民基本台帳人口・世帯数、平成30年人口動態(都道府県別)
【外国人住民】平成31年住民基本台帳年齢階級別人口(都道府県別)
【外国人住民】平成31年住民基本台帳人口・世帯数、平成30年人口動態(市区町村別)
【外国人住民】平成31年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)
○本年以前の集計結果は「e-Stat(政府統計の総合窓口)」に掲載しています。
<掲載ページへのアクセス方法>
検索サイトで「住基人口 e-Stat」で検索、最新結果一覧の「年次」から閲覧可能です。