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八ッ場ダムの効果をめぐり-評価の一方で疑問視も

2019-10-17 13:46:07 | 持続可能な社会づくり

八ッ場ダムの効果をめぐり-一定の治水効果を発揮したとの評価の一方で,疑問視も

 八ッ場ダムは,この10月に試験湛水(たんすい)をはじめ,38mの水位になった時点で台風19号の影響で大雨となり,13日朝までに347ミリの雨で54m水位が一挙に上がり,満水位から10mを残すまでになったと報じられた。本来は三ヶ月かける湛水が1日半で満水位近くまでなされたことになる。

 今回の台風19号では,八ッ場(やんば)ダム効果を発揮したと評価されている。赤羽一葉国土交通相は16日の参院予算委員会で,下流の利根川で大きな氾濫を防ぐのに役立ったとの認識を示した。八ツ場ダムは調査開始の1952年以降,利根川流域の関東l都5県の利水,浄水機能を担うため,国と群馬県が計画を推進。民主党政権下で費用効果効果が疑問視され一時計画が凍結されたが,政権交代後の2005年に着工された。総事業費は約5320億円に上る。

 なお,八ッ場ダムの投資効果の著しい低さと脆弱性の指摘もある。今回は試験湛水中で精々38mの水位であったが,それが1日半で満水位寸前まで水位が上昇すると言うことは,八ッ場ダムは集水面積に比して貯水能力が著しく不足していることを意味する,と分析している。また利根川水系における八ッ場ダムの治水寄与は中流で10〜15cm程度、下流では5cm程度であることは周知の事実ともする。(引用:HARBOR BUSINESS Online / 2019年10月17日 8時33分


▼「八ツ場ダムで民主党批判はナンセンス」 立民幹事長が反発
            source:10/16(水) 22:52配信 産経新聞

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は16日,台風19号に伴う利根川の氾濫防止に寄与した八ツ場ダム(群馬県)の建設工事を一時,凍結した旧民主党政権を自民党が批判したことについて「台風対応に懸命に取り組まなければいけないのに,批判すること自身がナンセンスだ」と反発した。国会内で記者団に語った。
 福山氏は「後から鬼の首とったような議論をするのは今の段階で適切だとは思わない」とも話した。同時に「頻繁に災害が起こる中で何が一番,国民負担が少なく,安心・安全な国土形成ができるのかという議論をすべきだ」と強調した。 自民は参院予算委で,松山政司元科学技術担当相が八ツ場ダムについて「(旧民主党政権が掲げた)『コンクリートから人へ』というかけ声のもとで,紆余(うよ)曲折を経てきた」などと述べた。
 また,安倍晋三首相は「財政負担は何世代にもわたって対応しないといけないが,同時に後世の人たちの命を救うことにもなる。そういう緊張感の中,正しい判断をしていくことが大切だ」と話した。
 

八ッ場ダムに沈む廃道と廃線を空からたどる(2019年10月1日 試験湛水開始)

 八ッ場ダムは群馬県吾妻郡長野原町で建設中の多目的ダムである。ダムの範囲内を通っている国道145号とJR吾妻線はダム湖に水没するため、廃道・廃線となった。このダム,今月の1日(2019/10/01)に試験湛水を始めたばかりであるが,台風19号では試験湛水どころではなくなってしまった,数ヶ月かけて貯めるはずの水が一瞬で溜まってしまった。今月の1日(2019/10/01)に試験湛水を始めたばかりであった。



 

 

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