№4 withコロナ時代対応 「実例」東信州の東御・上田・坂城に見る元気な地域づくり-4
『withコロナ時代対応 「ケーススタディ」東信州に見る-東御・上田・坂城-元気な地域づくり』と題したレポートを連載しています。今回はその4回目 “エリアパワー3アクセスでもの良さ:北陸新幹線,しなの鉄道,上信越自動車道” です。
いま,新ウィズコロナ感染対策として企業,公団体ともに情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した,場所や時間にとらわれない柔軟な勤務形態・テレワークの導入が進んでいます。また東京一極集中を避けての拠点の地方移転の動きも見られます。
withコロナ時代にあって,東御・上田・坂城エリアは北陸新幹線(最寄り駅・上田駅),上信越自動車道の沿線にあり,3市町ともに域内にインターチェンジがあり,東京から新幹線で約90分~120分,自動車で約120~180分と,交通の便にも恵まれています。
また,しなの鉄道では貨物列車が運行していますので物流面からもウイズコロナ時代に適応のエリアと言えます。
北陸新幹線 上田駅
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┗■ withコロナ時代対応の「東御市,上田市,坂城町の3市町のエリアパワー」
新コロナウイルス対応は,長期戦が避けられない状況にあります。また,コロナウイルス感染症がもたらす地域影響は一時的なものではなく,深く,永続的なものとなる可能性があります。現に人々の生活行動の変化,インバウンド需要の激減から,全国各地でサービス産業,流通業,観光産業は深刻なダメージを受けています。
こうした状況にあっても東御市,上田市,坂城町の3市町エリアは,新コロナウイルス適応のエリアパワーを持ちます。エリアパワーの要因として10点があげられます。
1 競合を凌駕し,地域経済に貢献のナンバー1,オンリー1企業の複数社立地
2 地元企業の新規事業,企業の参入・進出,幹線道路や鉄道の開通
3 アクセス面でも適応:北陸新幹線,しなの鉄道,上信越自動車道(インターチェンジ)
4 インバウンド需要に偏らない・頼らない観光産業
5 農業活性化の可能性を秘めるエリア
6 日本の良き伝統を今に残す歴史・風土
7 高等教育機関,研究機関の立地:信州大学繊維学部,公立長野大学
8 時代対応に失敗の貴重な体験:“世界の丸子”になるはずだった旧丸子町の衰退 は,貴重な失敗事例
9 「東御・湯の丸高原スポーツ交流施設」は,withコロナ時代対応のブルーオーシャン
10 X(時代対応戦略)