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綾小路きみまろさん 「しょせん幸せなんて自己申告」-1

2018-03-24 15:12:52 | 鹿児島ゆかりの人
しょせん幸せなんて、自己申告
「幸せは自己申告」──挫折、失敗、売れない、孤独……あれから40年。
いつものあのきみまろをちょっとしまい、大事に封印していた、
どんなときも幸せでいる術を明かす。
思いどおりにならない人生、その楽しみ方。
ブレイク15周年、深すぎるきみまろ人生論の決定版。
朝日新聞出版  1000円+税

 私の生まれは、鹿児島県の西にある松山町(現・志布志市),という ところで、ものすごい田舎でした。畜産が盛んで、外で遊んでいると、牛や 豚、鶏なんかの鳴き声が、そこら中から聞こえてくる。(p11)

>>>しょせん幸せなんて、自己申告
いろいろ不満は尽きませんが、しょせん幸せなんて、自己申告。
他人や、過去の自分と比べたって、仕方ありません。
貧乏人でも金持ちでも、どうせ死亡率は100%と決まっています。
ならば、今日できることを、一日一日と楽しんでいきたいものです。(p118),

>>>過ちを誤魔化せば「災い」を呼び、過ちを正せば「福」を呼ぶ。
 サラリーマン川柳の盗作疑惑が持ち上がったときも、すぐに自分の非を認
めました。
                                  
 演芸の世界では、新聞や雑誌に書かれている記事から小噺のネタを集め
るというのは、当たり前に行われていることです。
 それと同じ感覚で、サラリーマン期柳の作品をいくつか無断で拝借してし
まったのが不味かった。匿名の川柳だったので、著作権には触れないとカン
違いしていたのです。
 完全に、私の無知でした。
 私も盗作疑惑が持ち上がったときは、世間様から相当なお叱りを受けるだ
ろうと覚悟しました。
 しかし借用したことは事実ですから、仕方ありません。
 それで急きょ謝罪会見を開き 「本当に申し訳ありません。あとは気の済む
まで、煮るなり焼くなり好きにしてください」 と、正直に謝りました。
 すると、どうでしょうか。
 会見に集まったマスコミのほうが、面食らった顔をしていました。どんな
言い訳をするのか聞きにきたのに、あっさり認めたものだから、拍子抜けし
てしまったのでしょう。
 さらには、私の謝罪会見の様子を見て、「政治家も見習え」 と書く新聞ま
で現れた。おかげで、漫談のCDが、それからプラス30万枚も売れてしまった
のです。  (p168~p169)

 

:::::::::::::::::::::::もくじ:::::::::::::::

 【第1章】 生き方
――不確かな人生を楽しむ――
挑戦について
成長について
目標について
成功について

【第2章】 人の縁
――いつだって一瞬、一瞬がすべて――
出会いについて
役割について
人間関係について
人格について
再会について

【第3章】 挫折と不安
――向かい風の中を歩くときの心得――
努力について
転機について
失敗について
心の支えについて
癒しについて

【第4章】 家族
――愛と憎しみが紡ぐ小さな宇宙――
夫婦について
結婚について
男について
女について
親子について

【第5章】 健康と老い
――美しく、正しく時を刻む――
健康について
体の衰えについて
生活について
老いについて

【第6章】 運と幸せ
――「おかげさま」の心が、幸運を呼び込む――
チャンスについて
罪について
お金について
選択について
感謝について

【第7章】 人生の終い方(しまいかた)
――他人と自分の間を漂うもの――
孤独について
喪失について
死について
別れ方について
幸せについて

 

 

 「誰かがきっと見ていてくれる」 -綾小路きみまろさん
 

 「下積み時代は合わせて30年。長くかかったけど、お客さんとの掛け合いも学べる学校に行っていたようなもの。先がどうなるか分からない時、まずは明後日(あさって)の前にある明日に向けて、あきらめずに自分を磨く。その努力は無駄にはならない。誰かがきっと見ていてくれる」。

 「潜伏期間30年」は,鹿児島出身の漫談家、綾小路きみまろさん(67)の有名なキャッチフレーズです。漫談のライブアルバムがミリオンセラーを記録し、人気が全国区になったのは50歳を過ぎてからでした。
 公演日程は1年先まで埋まり、今では「中高年の星」と呼ばれていますが、この星が空高く上がるまでには、長い潜伏期間がありました。

 きみまろさんがしゃべりに目覚めたきっかけは、父の仕事の関係で、幼いころから足を運んでいた馬の市場のセリでの,テンポのよいかけ声にあるとのことです。

 高校卒業後、漫談家を目指し上京。昭和40年代前半。新聞配達をしながら、当時人気だった玉置(たまおき)宏さん(故人)の司会や,医事漫談を確立したコメディアンで俳優のケーシー高峰さん(76)の舞台を見たりして、しゃべりのかたちを探る日々。学問も大切だと拓殖大学に入学しました。


 演歌スターとの縁を引き寄せたキャバレー時代の10年。これがきっかけとなり,森さんに10年、小林幸子さんに4年半。伍代夏子さんには7年の司会を務めたとのこと。

 この間、手製の漫談カセットを高速道路のサービスエリアなどで無料配布した挿話は有名です。口コミで評判が広まり、平成14年に初めて大手レコード会社から発売した漫談アルバムがミリオンセラーに。

  --漫談家として心がけていることは

 「お客さんをうまく乗せられなくても、会場のせいにしたり、スタッフのせいにしない。“重い”(笑いにくい)客を乗せる力がないんだ、と反省します。人生はぜんぶ自分のせい。人のせいにするのは芸人の逃げ」。

▼綾小路きみまろ(〈あやのこうじ・きみまろ〉)
 昭和25年、鹿児島県生まれ。拓殖大学卒。平成14年に発売した初めてのライブアルバム「爆笑スーパーライブ第1集! 中高年に愛をこめて…」が大ヒット。演芸アルバムでは異例のロングセラーとなり、発売後6年2カ月で100万枚の大台に達した(現在は185万枚)。
 5枚目のアルバム「爆笑スーパーライブ第4集!拝啓中高年&予備軍の皆様へ」が発売中。

 

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