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鹿児島国際大学での集中講義を終えてーマーケティング論・9-天文館3

2011-09-08 15:44:52 | 大学教員として


集中講義を終えてーマーケティング論・9-天文館3

 

 いきない天文館に出向くのではなく,鹿児島中央駅に集合し,まず駅そばの朝市を見学してから天文館に出かけた理由は,「マクロの視点で天文館の持続的発展を考える」にありました。

 鹿児島市の中心市街地活性化基本計画では,中央駅・天文館・ウォーターフロントの3つの拠点の回遊性向上により市街地活性化に取り組むとしています。学生にも,マクロな観点,鹿児島市全体を見据えて「天文館の持続的発展」を考えてもらいたい,という狙いがあって鹿児島中央駅に集合してもらい,駅そばの朝市を見学してから,天文館のタウンウォッチングに出かけたわけです。

 学生には,参考資料として鹿児島市の中心市街地活性化計画や天文館の現状を掲載の雑誌「財界九州」と南日本新聞の記事を配布しました。これに関連して残念なことが3点ありました。

 残念その1) 学生の大半が,日常,新聞を読んでいないことです。この現象は何も本学に限った事ではないかも知れませんが,残念です。

 残念その2)  図書館が身近な存在でないこと。大学図書館,地域総合研究所の図書館で銀行の地域分析レポートや商工会議所の機関誌,経済誌のバックナンバーおよび新聞縮刷版を使っての情報収集法を実地で教えました。残念その2は,学生のほとんどが資料調べに図書館を利用した経験がなく,身近な存在でないことです。

 残念その3) 学生のレポートからは,誰一人として,“鹿児島全体から天文館の持続的発展を考える”という発想がなかったことです。全員が,朝市と天文館は,全く別物として捉えていました。市役所がとり組んでいる“中央駅・天文館・ウォーターフロントの3つの拠点の回遊性向上”といったマクロな視点がなかったのは,残念であり物足りなさが否めません。
 これに関しては,私の指導法にも問題があったと反省し,後期の「マーケティングⅡ」の集中講義では,補完するつもりです。


 
⇒⇒鹿児島市役所:「鹿児島市中心市街地活性化基本計画」について
    http://www.city.kagoshima.lg.jp/_1010/shimin/3machidukuri/3-6toshiseisaku/_24442.html

 

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・集中講義を終えてーマーケティング論・6-マーケティング発想①
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