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セブン-イレブン 「全国制覇 ナンバー1・絶対強者戦略」-事例・鹿児島県-1

2014-11-23 01:15:44 | 九州経済(地域経済)

 10月,セブン-イレブンの来春,高知へ出店と報道された。青森両県へも出店の見込みで,これで,未出店県は鳥取,沖縄県の2県を残すのみとなる。こうした状況から,セブン・イレブンの全国制覇へ一歩前進,さらにはローソン,ファミリーマートの追従を振り切り,独走態勢に入ったとの見方もある。


 

 ◆事例・鹿児島県-1  2011年進出,現在165店舗

セブン-イレブンが,地方展開で積極出店を推し進める鹿児島県を事例に,地方制覇に向けての取り組みを分析してみる。

 鹿児島県では、2011年のセブン-イレブンの進出が契機となり,コンビニの出店競争が激化。これに伴い,食品スーパーや食品構成比率の高いドラッグストアとの業態間競争も激しさを増している。このあおりを受け,鹿児島県を地盤とする地場スーパーのタイヨーは,2012年2月期に1293億円だった売上高が,2014年2月期に1286億円に落ち込んでいる。

 鹿児島県におけるコンビニ大手3社の店舗数(10月末)では,1位が南九州ファミリーマートが238店,2位はローソンが203店,そして3位がセブン-イレブンの165店である。この3強に加え,ココストアが10店で,県内コンビニ店舗数は,合計616店である。

 出店数では3番手と,ローソン,ファミリーマートに先んじられるセブン-イレブンであるが,今年4月から10月の増店数では,12店と積極出店し,先行2社を追い上げている。これに対し,ファミリーマートは6店にとどまり,ローソンは0店である。

 セブン-イレブンの鹿児島県の出店状況は,鹿児島市内で74店と地域集中出店(ドミナント出店)し,ローソンに約20店差まで詰め寄っている。特に,JR鹿児島中央駅東側(荒田,上荒田町)エリアではドミナントを強化し,ローソン,ファミリーマートと激突している。

  -------JR鹿児島中央駅東側(荒田,上荒田町)への出店状況
・ セブンイレブン 鹿児島荒田1丁目店 : 鹿児島県鹿児島市荒田1丁目52-17

・セブンイレブン 鹿児島荒田2丁目店 :  鹿児島県鹿児島市荒田2丁目59番22号

・ セブンイレブン 鹿児島中洲通り店 :  鹿児島県鹿児島市荒田1丁目8番14
 
・  セブンイレブン 鹿児島みずほ店 :  鹿児島県鹿児島市上荒田町25-1
   
・  セブンイレブン 鹿児島みずほ通り店 :  鹿児島県鹿児島市上荒田町36番11号
   
・ セブンイレブン 鹿児島上荒田町店 :  鹿児島県鹿児島市上荒田町41番4
    ------------------------------- 

 全県的には,霧島市18,鹿屋市16,薩摩川内市13と主要都市への出店を強化している。その一方で,熊本県寄りの出水市, 阿久根市には出店ゼロで空白地帯となっている。

 

市町別店舗数---------------------

 鹿児島市(74)  
 霧島市(18)
 鹿屋市(16)
 薩摩川内市(13)
 姶良市(9)
 志布志市(5)
 指宿市(4)
 いちき串木野市(4)
 曽於市(3)
 伊佐市(3)
 垂水市(3)
 日置市(3)
 南さつま市(2)
 薩摩郡さつま町(2)
 南九州市(1)
 姶良郡湧水町(1)
 肝属郡東串良町(1)
 肝属郡肝付町(1)
 西之表市(1)
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こ れまでのエリア・マーケティングの成功事例が成り立たなくなっている。エリアという概念が希薄なネット通販の普及や人口減少による市場の縮小が、必要と される店舗の条件を変えてしまったことが原因だ。産業能率大学マネジメントスクールで長年エリア・マーケティングセミナーを担当する小林隆一氏に、これか らの小売業に求められるエリア・マーケティングの視点を聞いた。

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産能マネジメントスクール
 -新エリアマーケティング実践-小商圏市場戦略を考えるー 

 開講日程 第60回 2014年12月09日~10日
 ねらい

1.支店・営業所のエリア単位での市場分析と、それに基づく具体的な営業計画の立て方を学ぶ
2.現在のエリア営業戦略の適合性、妥当性を検証するための手段を学ぶ
3.現顧客の満足度を高め、新たな顧客層を開拓する策を学ぶ


 概 要

地 域別に販売組織を組んでいる企業の方々が参加対象です。自社の特定エリアの活性化策を実際に策定する演習を通して、「地域対応のマーケティング」の実践的 進め方を学んでいただきます。お客様の現状、ニーズ、具体的に欲している事柄をひとつひとつ明確にしていくことによってマーケットセグメンテーションを見 直し、営業活動や販売促進のあり方を再構築します。

 特 徴 ・ SWOT、PPMなど基本的なマーケティング戦略手法を織り交ぜながら、ワークシートに戦略を整理していきます
・ 他社事例や作られたケースではなく、自社・自身の担当エリアを題材にしてワークを進めます
・ 生産財と消費財、メーカーと小売業でワークシートを分け、それぞれの業種業態の特徴に合った形で戦略策定の検討ができます
・ アメリカや東南アジアなど一部の海外市場についても、地域データなどを提供し対応していきます
 プログラム 1.地域(エリア)対応の営業戦略とは何か
2.地域対応の営業活動成功のための条件
3.営業活動の現状を把握する
4.エリア(地域)分析
5.業績向上に向けての課題抽出
6.営業活動の方向性を決める
7.エリア(地域)対応の営業計画立案
8.実績・目標管理
  参加費:75,600円       講師:小林 隆一 
  お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644
  会場(東京・代官山)         



産能マネジメントスクール
 -業務マニュアル作成実践セミナー 

 開講日程 第69回 2015年02月05日~06日
 ねらい

1.対象業務の分析から作成といったマニュアル作成の一連の手順を学習する
2.業務のしくみを標準化・明確化するための考え方「業務体系図、機能情報関連図」を学ぶ
3.使う人にわかりやすく読みやすいマニュアル文章の書き方を身につける


 概要

各 業務には必ず何らかの関連があり、担当者の間で共有化されなくてはならない部分が存在しています。また、担当者がいつ変わっても、その業務が滞りなく遂行 されるよう常にマニュアルの整理が必要です。このセミナーでは、各業務の内容や流れなどを分析、整理して文書化し、職場全体の仕事を見える状態にする方法 を学びます。

 プログラム 1.時代が求めるマニュアルの役割
2.業務マニュアルのつくり方
3.業務分析で仕事を洗い出す
 ・業務分析で仕事を細分化し、階層構造で示す
 ・業務分析2つの視点(大から小へ,小から大で)
 ・業務体系図で仕事の全体像を体系的に把握
 ・機能情報関連図で仕事同士の関連性を把握
4.わかりやすく読みやすいマニュアルの作り方
 特徴 ■ 「マニュアルの企画 - 対象業務の分析 - 作成」の一連の手順を習得し、「業務マニュアル」を作成しお持ち帰りいただけるよう講義4割、演習6割の実務重視のプログラム編成で実施しています
■ 国際化時代に対応し、国際的な分析手法WBSを取り入れての業務分析の実務を解説します

■ WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトで実施する作業を細分化し階層構造で示した表のことです
  参加費:75,600円       講師:小林 隆一 
  お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644
  会場(東京・代官山)         
   セミナー Q and A (セミナーで何を知り,実務にどのように役立つか)


「身の丈」を強みとする経営―
縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング
小林 隆一
日本経済新聞出版社
 
ビジュアル 流通の基本 (日経文庫)
小林 隆一
日本経済新聞出版社

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