はじめまして リハビリテーション科 理学療法士 加藤です。
最近、テレビで「認知症」について取り上げられています。
その中で認知症予防として「デュアルタスク」という言葉を耳にしたことありませんか?
デュアルタスクとは、2つの事を同時に行う「ながら動作」の事をいいます。デュアルタスクにも、様々なやり方やレベルがありもちろん簡単なものもあります。
特に運動しながら頭を動かすことが認知症の予防になると言われています。
具体的な例として
1.歩きながら100から2、3、6、7(数字の設定は難易度に応じて)を計算する
2.2人で歩きながらしりとりをする
3.足踏みをしながら日本の県名、世界の国名、山手線の駅等を言っていく
4.料理をしながら歌を歌う
5.洗濯物をたたみながらテレビを見る
があります。
「デュアルタスク」という言葉でややこしそうな印象を持った方は多いと思いますが、上記のように日常生活で簡単に行える事が沢山あります。
当通所リハビリでは体力測定時に通常の10m歩行時間と100から2を引きながらの10m歩行時間を計測しております。人によっては通常の歩行時間より倍近くかかる方もいます。
これからもリハビリでデュアルタスクをもっと上手く取り入れられるようにできればと思います。
今後ともよろしくお願いします。