ねこブログ ろばのみみ

突然やってきた二匹のねこ、茶とら「との」と三毛猫「ひめ」との暮らし♪&TEAM NACS♪THE ALFEE&MTB

文藝春秋

2013-02-14 22:18:28 | 本と雑誌
ミーハーなので
毎回芥川賞が載ってるときだけ買います(笑)



で、今回の芥川賞・・・至上最年長の受賞者・・abさんご
読みました!
ちらりと感想など・・・・



なんといっても
つかれたっ!!ww

一瞬ひらがなばかりの紙面に「アルジャーノンに花束を」を思い浮かべたけど、
最初の数行で全く似て非なるものだと言う事は確認できた。
アルジャーノンにはその文章から人間の生々しい息や血脈や感情が感じ取れるんだけども、
この「abさんご」にはそういった類いのものは、ひとっかけらも存在しない。

淡々と、といえば淡々とだけど、
その淡々から感じられるはずの押さえた感情さえも読み取れない。
文字からすらも、デジタルな印象しか受けないのは
横書きだからというだけではなく、句読点が全てピリオドとコンマであらわされているからか。
文字はただただ、牛のよだれのごとく羅列され、
ひたすら全然知らない老婆の一人語りを機械仕掛けで聞かされているような
そんないらだちで、読みながら「はやく終わってくれよ」と懇願したくなってたね(^^;

諸処で難解で数回読み返した、とかいう話はきいてたが
難解というよりは、ひらがなが多すぎて読みにくいという感じか。
ってか、私にはあれを何度も読む忍耐は備わってないなあ・・・(´Д`;)

また事物事象に対する表現がいやらしくて回りくどい。
はっきり言えよ!と叫びたくなる


とはいえ、その「ひらがな」と「回りくどい説明」がこの作品の要というか全てなんだから、
作者の意図としては成功してるってことだな。

でも残念ながら、私はもう二度とこの作者の作品は読まない(苦笑