はい!滝沢ロコです!

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おじいちゃん

2007年12月11日 | 徒然
みなさん


あなたにも、家族の思い出って、きっと一杯あることと思います


そしてまた、思い出したくても、あんまり思い出せないくらい、

自分が小さい頃に居なくなってしまった家族のこと・・・

ほんの時々でも、思い出すようにしないと忘れてしまうから、

意識してたまに思い出す家族のこと・・・

・・・ありませんか・・・?


私には、3歳か4歳まで一緒だったおじいちゃんが、そんな家族です。


新宿区西五軒町34番地、これが私が住んでいたところ

今でも、この町の名前はあるのかしら・・・


平屋で、ガラガラと開ける玄関は路地の角から2件目

向かいには、小さなパーマやさんがありました。

庭には、濃いローズピンクの薔薇が、棚のように咲いていたと思います

おじいちゃんは、よくパンのみみを縁側の上の屋根に干し、

乾いて反り返ったみみを集めて、すり鉢でゴリゴリすりおろし

パン粉を作ってくれました


あるとき、三輪車に荒縄をしばって、おじいちゃんに引っ張ってもらい

歩くと15分ほどかかる熊谷組の会社ビルに2歳違いの兄と二人、連れて行ってもらい

入り口のなだらかな傾斜をスーっところがる三輪車のスリルを味わうことを覚えて、

それ以降、休みのたびに、連れてって、連れてってとせがんだそうです


・・・そうです、と書いたのは、・・・余り良く覚えていないのです

なんたって、まだ小さかったから・・・


おばあちゃんは、食事のあと、よくおじいちゃんの食器をお盆に載せて

熱湯をかけていました

どうも、おじいちゃんは胸を患っていたそうで

そういえば、最後の頃は、おじいちゃんの部屋にはずっと布団が敷いてありましたっけ


おばあちゃんは、まめにおじいちゃんのお世話をしていました

私は、おばあちゃん子で、いつでもおばあちゃんのあとにくっついていたので、

おじいちゃんの部屋にも、しょっちゅう行っていた記憶があります

おじいちゃんは、私に、絵本を読んでくれたような・・・

これも、余り覚えていません。


あるとき、おじいちゃんが、ちょっと具合が良くないといって、

布団から起きて、コタツに背を待たれる姿勢になりました

おばあちゃんは、このほうが楽かとか、座布団を背中にあてたら良いとか

色々と、良い按配にしてあげようとしていたと思います

私は、そばに居て、どうしたのかなぁ~と見ていました


おばあちゃんが、ちょっとお勝手に行って、私もそれについて

すぐおじいちゃんのところに戻ったら、

おじいちゃんは、もう、目を閉じたまま、動かなくなっていたのです

あの時の

「あれ、おじいさん、おじいさん。もう、行っちゃったんですか・・・」

という、おばあちゃんの声は、今でも覚えています。

布団の上で、コタツに背を持たせかけ、庭の方を向いて

目を閉じたままのおじいちゃんの首は、うなだれていました

私が生まれて初めて、家族の死を見たときでした

訳もわからず、あふれ出てくる涙を、袖でやたらと拭いていた記憶があります


あれから何十年経ったでしょう

48年?49年?

約50年前の今日、おじいちゃんは天に昇りました


道も舗装されていない、車なんか、お金持ちのうちにしかなかった頃

すぐそばを流れていた神田川は、まだ上に高速道路なんかなくて

都電が走ってて、

上野には、傷痍軍人が白い着物着て軍隊帽かぶって、

アコーデオンで軍歌を弾く人の隣で義手や義足で頭下げてて


横丁の家は、皆鍵なんか閉めてなくて

おかずを余分に作っては、お隣やお向かいに持って行きあって


斜向かいのお宅がテレビを買ったんで、ご近所皆で夜見に行ったりして・・・

まだまだ、そういう時代でした


そう・・・そんな頃、おじいちゃんは少ない想い出を残して

天国に旅立ちました


今日、急におじいちゃんのことを書きたくなったのは、

きっと、おじいちゃんが、たまには思い出しておくれって言ってるのかな


こんなに大きくなった私を、それでも可愛い孫と思って

見守ってくれているんだろうな・・・・

「おじいちゃん・・・」

デブ猫

2007年12月10日 | 今日のわんにゃん
みにゃさん

我輩は、猫である

生まれたのは、多分神楽坂

そして、今居るのも神楽坂

そう、我輩は、滝沢ロコとやらの所属する、ぷろだくしょんバオバブの

向かいに住む、猫なのである


ご覧の通り、我輩は、中々の恰幅のよさでならしている

何十匹という猫たちの友人であるロコとやらも、

[我輩のようなリッパな猫は、トンとお目にかからぬ]と

目をぱちくりさせたのだから、

読者諸兄にも、我輩のリッパさが、お分かりいただけよう


我輩は、こんな体に似合わず、ソプラノの実に美しい声をしておる

男声はソプラノとは言わぬものだが、我輩のそれはソプラノとしか表現できぬ

ぜひ一度、このあいそぐわぬ鳴き声と風情とを、味わっていただきたいものである


我輩の住む家は、昔から、割烹の店を開いていて、

我輩の主人は、それは美味しい料理を作る

生きの良い魚など仕入れた日には、

我輩は、実に新鮮な刺身を、たっぷりといただく

油の乗ったオオトロなどは、我輩の大好物である


そして、お腹が一杯になると、我輩は、玄関前の日向で、日がな一日昼寝をする

店の前を通りかかる色々な友人知人が、

我輩をなでて行ってくれる

実に気分が良い

バオバブの経理のNさんなどは、一日に何度も我輩を訪ねてくれる

朝の出勤時、昼の買い物時、銀行の行き返り、ゴミ出しの時、そして帰り際

あの人はもしかしたら、我輩に気があるのかも知れぬ

一度、優しい声をかけてやっても良いのだが・・・


読者諸兄、ぜひ一度、我輩に会いに来てくれたまえ。

まあ、我輩がその時何処に居るかは、お天道様しかわからないかもしれないが・・・・

川上音二郎

2007年12月09日 | ザッツ・エンターテイメント 感想他
みなさぁ~~~ん

シアタークリエの杮落とし

「恐れを知らぬ 川上音二郎一座」

行ってまいりました

ご存知の通り、「アンパンマン」で、20年ご一緒している戸田恵子ちゃん ご出演

私は、ドキンちゃんとかつどんまんとともに

本当に良いお席をとっていただいて、バッチリ、アップで観劇させていただきました。

当然のことながら、皆さん本当に、芸達者な方々

笑いながらも、川上音二郎が、アメリカでどんな風に芝居に立ち向かった等など・・・

芝居屋の私と致しましては、とても面白く拝見いたしました

三谷幸喜さんご演出の作品は、いくつか見せて頂いておりますが

どれも、とっても意欲的ですね


そして、やはり戸田恵子ちゃんに目が釘付け

小柄な彼女が、舞台の上では、とても大きく見えます

努力家だし、真面目だし、ますます素敵に

体に気をつけてね、これからも応援しています


皆さん、体ごとの熱演で、堺正章さんはもう汗だくの熱弁


文字通りの、ザッツ・エンターテインメントです

ウィキッド

2007年12月07日 | ザッツ・エンターテイメント 感想他
みなさぁ~ん

私、ありがたくも、ご招待頂いて

汐留に、劇団四季の「ウィキッド」 を見に行きました


写真は、劇場に行く途中の素敵なクリスマスイルミネーションの一つ



丁度、ニューヨークに行った時、ブロードウェイに「ウィキッド」がかかって、

見たかったのですが、何せ、色々見まくってて時間があっぷあっぷ、

てっぱった芝居を

・・・どちらにしようかな・・・・ということに。


そして、まだ、始まったばかりの「ウィキッッド」

以前来たときに見られなかった「アイーダ」と迷って(まだ他にもあったけど・・・)

 結局その夜は 「アイーダ」を見ることにした為、

丁度、見逃していたもので・・


日本で、ブロードウェイの芝居を見る事は、まずない私でしたが


以前、オズの魔法使いのアニメに出演し

悪い魔女の役をやったこともありまして、この作品には興味ありました。


悪い魔女の人、いい

歌う声が、いい


ミュージカルは、大変ですよね

私も、今までに、軽めのミュージカルは出演したことがありましたが

今は、体力的に、もう一度ランニングからやり直さないと・・・って感じ 

台詞には自信ありますが

踊りはもう・・・とてもついていけない

今の踊りは、ステップが早いし、振り付けも複雑で細かくて・・・


ご出演の皆さん、お疲れ様です



はぁ~~、愛の力って強いわぁ~

素敵なひと時を、ありがとう・・・

満員御礼!

2007年12月05日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさん

東京芸術座アトリエ公演 「12人の怒れる男達」

お蔭様で満員御礼 が出ました

お忙しい中、遠くまで足をお運びくださった皆々様

本当に、ありがとうございました


今度は、私、滝沢 ロコが出演している舞台を

ぜひ、ご覧に入れたいと思います

う・ふ・ふ・・・

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします

写真は、舞台陪審員室のドアを部屋の外側から見たところ

客席のみなさんには、決して見ることの出来ないドアの向こうからの写真です

撮影は、ロコ企画でもお馴染みの、安田かほるチャンでした

早稲田の森

2007年12月05日 | 徒然
みなさん・・・・


今、あちこちで、紅葉が綺麗ですね・・・

中々お出かけの出来ない私にも、都内の各所で、木々の葉が様々に色付き,

季節の移り変わりを、知らせてくれています

写真は、都の西北、早稲田の森



都立戸山高校出身の私は、高校時代、ほとんどお隣のような早稲田大学界隈を、

よくフラフラとしたものです


これは、私がレッスンをしている生徒さんが、早稲田の演劇博物館に行ったときに

余りに綺麗な銀杏を愛でて、映してくれたもの

大隈講堂にも、色々な歴史を感じますね・・・


もう12月だけど、今年はまだまだ紅葉が綺麗です

散ってしまわぬうちに、近くの公園でもいいから、じっくり木々を見つめてみようかなぁ・・・

スヌーピーとチャーリーとルーシー

2007年12月03日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさぁ~ん

先日、ルーシーのこと、ご紹介させていただきましたが

まあ、またまた、私の所属するバオバブの事務所に

私が声の出演をしていたルーシーのコップがありました

愛するキャラクターのグッズは、目に付くもので

「あっ、ここにもあった・・・

なんて感じで・・・


デスクのSちゃんが

「ロコさんの、サインして・・・!」

といってくれたので、ルーシーの横に書いておきました

ああ、また、やりたいですぅ


12人の怒れる男たち 開幕

2007年12月02日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさま

東京芸術座、アトリエ公演「12人の怒れる男たち」

本日、開幕いたしました

皆様のおかげで、当初の予定はすでに完売

追加公演  2日 18時30分~

と決まり、そちらも埋まってきております

やはり、この作品は評判を呼びますね

映画の話題が今も多くの人の心を動かしており、

また、東京芸術座で上演したこの作品も、以前賞を頂いた事がありました


皆さんをお誘いしたのに、残念ながらチケットが取れなかった方、

本当に申し訳ございません


2日(本日)18時30分の回、もし、当日券でと思ってくださった方、

ぜひ、前もってお電話で、チケットを押さえてからお出かけくださいませ

東京芸術座、03(3997)4341
http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/です

応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます

文化交流って素晴らしい・・・

2007年12月01日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさぁ~~~~~ん


今日、みらい座いけぶくろで行われたイベント

「ニーハオ!南京」  龍の踊り

本当に素晴らしかったです!





南京理工大学の学生さんたちで構成された芸術団

激しい動きをしっかりこなし、微妙な動きも、息がぴったり合って

迫力満点芸術性満点





私は、司会の立場も忘れて、大拍手

会場からは、指笛やブラボーの声も・・・



合唱組曲と芝居を組み合わせた「紫金草」を日本側が上演

心の声の発言もありました


そして、南京市役所国際課日本担当の方が、壇上でしてくださったご挨拶は


「こんなに沢山の平和を愛する人たちが居ることを目の当たりにし、

心から感動しています


・・・何年か前、中国で反日暴動が起きたとき、南京では起きませんでした。

それは、悲しい出来事があった南京だからこそ、

ずっと以前から、平和の交流を温め続けてくれた日本の人たちが居たから・・・

私たちは、日本人が本当は優しいということを、知っていたからです」


というものでした。涙が出そうでした


芸術団の若者達も、日本人の印象は?との質問に

「日本の人は、皆、とても優しくて親切です」

純粋なきらきらの瞳で、答えてくれるのです


今、目の前にいる中国の若者達が直接語る言葉が、何よりの真実です

文化交流ってすごい素敵です


日本の新劇団の若手達との交流もあり、これからも友好は深まってゆくでしょう

芝居をやっていて良かった・・・

そんな思いを、今宵はじっと抱きしめています