はい!滝沢ロコです!

俳優、声優、滝沢ロコのオフィシャル・サイト&プライベート・ブログです。無断転載はご遠慮下さいね。

スキー 行きたい~~!

2008年02月29日 | 旅、史跡探訪
みなさぁ~ん

私は、スキーが大好きです

毎年、シーズン初めから、春スキーのラストまで

多いときでも、3回位ですが、

スキー仲間と、ルンルンに出かけてます

なんたって、スキーの一番の楽しみは、あの素晴らしい景色

新年を、スキー場で過ごしたことも、10回ではきかないかも・・・

それが、今シーズンはまだ1回も、行っていないのです

実は去年も、行けなかった・・・

ああ~、スキー 行きたい~~~~~



「はつかねずみと人間」

2008年02月27日 | ザッツ・エンターテイメント 舞台
みなさぁ~~ん

東京芸術座、アトリエ公演 「はつかねずみと人間」

おかげさまで、ご好評上演中です

写真は、舞台のひとコマ



 そしてこれが、助演のチーコちゃん

東京芸術座のホームページは、http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/です。

今度の日曜が、千秋楽

皆さん、どうぞ、お見逃しなく・・・

アモ子物語・・・その18

2008年02月26日 | 今日のわんにゃん

わんこのロッキーに続き、らっちゃんが居なくなって

おじさんたちが一番変わったと感じたのは、

20年近くずっと、一日も欠かさず行っていた、お散歩に行かなくなったことです。

そう、にゃんこはお散歩に行かないのです

これは、慣れるまでかなり違和感がありました

どんなに忙しいときでも、必ずお散歩に行くことが一日の必須作業でしたから・・・



ディーナの体調は、何度か波を繰り返しながら、

少しずつ、下降していきました

それでも、もう、おじさんもおばさんも、多くは考えていませんでした

何をどう考えていても、その場にならなきゃ、ほんとのことは分からないということを

今までの経験で思い知ったのかもしれません

今、ディーナは赤ちゃんのように可愛く

あどけない眼差しは、きらきらとしていました



「それでいいじゃない

おじさんもおばさんも、「とにかく、くよくよしない」と決めていました。

アモは、唯一、一緒に居られるわんこのらっちゃんが居なくなり

ガラス戸越しの、ご対面だけになってしまいましたが、

それでも、いたって元気

この世の天真爛漫を、全て身につけたような明るさで

おじさんたちを、笑わせていましたし



図体は大きいくせに臆病者のデビュは、

天敵のようににらみ合っていたわんこが、皆天使になり

お家安泰の感じで、あちこちを闊歩するようになりました。

  

皆、おじさんたちの気持ちが分かっているようで

ふと、色々なことを思い出して、ジ~ンとした気持ちになると

不思議とお膝に乗ってきたりして、のどをゴロゴロ鳴らしては、

撫でて・・・と、おねだりしたりするのです


こうして、ディーナのカウントダウンが目前と分かりながらも

家族は、持ち前の愛情ハツラツを地で行くような日々を楽しみ

想い出は、数限りなく、増えて広がっていったのです

・・・つづく・・・


アモ子物語・・・その17

2008年02月24日 | 今日のわんにゃん

咲く季節が来ていたことを、実感したのは、

らっちゃんを荼毘にふすときに、待ち時間を、近くのレストランで過ごしたときでした。

その店に続く通りは、それは見事な桜並木で

風が吹くと、チラチラと花びらを遊ばせている、実に綺麗な所です。

おじさんは、桜のトンネルをゆっくりと車を走らせました


その車も、大きなラブラドルのロッキーとらっちゃんが乗っても大丈夫なようにと買った大型の車でした。

それももう、4~5台目になっていました。

20年にも及ぶ月日は、そう簡単に、言い尽くせるものではありません。

特に、ロッキーの癌が見つかってからの介護の日々は、

ゆき、もんちゃん、ミーヤ、ディーナ、アモと看病に継ぐ看病で

言うに言われぬ思いが重なった中での、大切な大切な時間でした

次第に老いていく幾つもの命・・・

次々と投げかけられる病気は、避けようのないものばかりでした。


おじさんとおばさんは、桜の見える大きなまどのそばに座りました

二人で、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、

今までのことを、思い出していました

そして、行き着いた思いは、

「らっちゃんは、うちの子で、しあわせだったのかしら・・・」

ということでした。



訊く宛てのない疑問は、おじさんたちの心で、

「らっちゃんをどのくらい愛したのか・・・」という思いに変わりました。

その答えは、間違いなく「ものすごく、愛してた・・」です

今までの、どの子に対しても同じ、皆、大切な家族です


それでも、次々と襲い掛かる介護の日々に、

少しでも、「ああ、もう、疲れた・・・」と思ったことを

おばさんは、悲しく思い出していました


窓の外は、薄桃色の光で一杯でした

それは、まるで、おじさんおばさんのことを、

春という季節が、優しく抱きしめているかのようでした



昔、おばさんがまだほんの小さな子どもの頃、

おばあちゃんが、よく言ってくれた言葉がありました。

それは・・・

「いいよ、いいよ・・・」

お母さんに叱られたとき、すでに寝たきりになっていたおばあちゃんが

「いいよ、いいよ・・・」

そういって、ちいさなおばさんを撫でてくれました

おばさんは、それでどんなに嬉しかったかを、今でもはっきり覚えています

今、桜の光たちは、おじさんおばさんに、その温かさをそそいでいるようでした

「いいよ、いいよ・・・」


おじさんたちのお家には、アモと、デビュと、そして、ディーナがいます

「らっちゃんが逝って、さて、ディーナとの最後の日々を、どう過ごしていくべきか」



家族を送る寂しさに、もう、耐えられず

そんなことをずっと思っていたおばさんの心に、

おばあちゃんのその言葉が聞こえてきました

そして、おばさんは、「不安の先取りはしないで、今を大切にしよう」と

昔教わったことを、思い出していたのです。

それは、本当に大切な、この先のメッセージになることを、

おばさんはまだ気づいていませんでした

・・・つづく・・・

アモ子物語・・・その16

2008年02月23日 | 今日のわんにゃん

寒い季節から、少しずつ、暖かな季節へと、時は移り変わっていました

毎日、様々なことが起きる中で

このお家のおじさんおばさんも、気持ちが不安定になることも多くなり

容態の変化に、一喜一憂しながら

しだいに、心も体も疲れを感じるようになっていきました。

ディーナやらっちゃんの介護は、決していやではありませんでした。

寒い夜中に何度起きようと

部屋中に、うんちがべたべたに散らかろうと

急に、苦しそうな呼吸になり、夜中にコンビニで酸素ボンベを買いに走ろうと

とにかく、最後まで、苦痛を少なく、と願う気持ちに、

少しのブレもありませんでした

…それでも、ほとんど寝ないまま仕事に行くことが増えるに連れ、

愛情たっぷりのおじさんおばさんも、ふと、弱音を漏らすこともあったのは

後になって思うと、無理からぬことでは、ありましたが

しかし、特におばさんは、そう思うこと自体に、大きな悲しみを感じていたようでした。




初めは、ディーナのほうが、早く容態が悪くなりましたが、

にゃんこの方が強いのでしょうか・・・

結局は、らっちゃんが、いよいよ、ということになっていったのです



アモは、ほとんどずっと付きっ切りで、らっちゃんの傍に居ました

苦しそうに咳をすると、心配してじっと見ていました

薬を飲むと、すぐ戻してしまうので、薬が合わないのか・・・

注射だと、返ってショックになってしまい、すぐに逝ってしまうのでは・・・

今、してあげられることがなく、息が苦しそうでたまらないらっちゃんを見て、

正直、おじさんおばさんは途方にくれていました

とうとう、本当に息苦しくなって、全身ではぁはぁするようになった時、

おじさんたちは、また、決断しました

「先生に相談して、いよいよなら覚悟しよう」

ミーヤのときの思いが、よみがえります、

でも、もう、待ったなし、らっちゃんは、確実に呼吸困難です

酸素ボンベをあてたまま、おじさんとおばさんは、先生のところに駆けつけました

「先生、もし、この子が先生のお宅の子だったら、どんな選択をなさいますか・・・?」

おばさんは、長年信頼関係を築いてきたからこその質問を向けました。

「・・・はい、正直に言いますね。きっと、もう少し早く、楽にしてあげたと思います・・・」

先生は、らっちゃんが子犬のときから診てくれた人です。

おじさんおばさんは、二人で、目を見合わせて、決心しました

そして、らっちゃんは、おじさんおばさんに撫でられて、旅立ちました

静かになった診察室で、それまでのらっちゃんの呼吸の音の大きさが分かりました。

あの苦しさから開放されたらっちゃんの体は、

やわらかく、温かでした

おじさんおばさんの号泣と共に、先生の目の涙が、印象的でした

・・・つづく・・・

アモ子物語・・・その15

2008年02月23日 | 今日のわんにゃん

この頃、ディーナとらっちゃんは、交代に体調を崩していました

腎機能の低下が著しいにゃんこのディーナおばあさんは

食べられなくなったり、せっかく食べられても、戻してしまったりを繰り返し

わんこのらっちゃんおばあさんは、咳が出るようになり、元気が無くなったり…


そして、症状の改善が見られると、ほんのつかの間、ほっとするといった具合です

このお家のおじさんおばさんは、そのたびに、心配して心配して、様々な介護に手を尽くしました



かかりつけの獣医の先生も、それは良く診て下さいました

今までのお付き合いの中で

おじさんたちが、どのようにわんこにゃんこに接してきたかを

この獣医の先生方は、よく理解してくれていました

とにかく、苦痛が無く、お腹が一杯で居られること

これは、おじさんたちがずっと大切にしていたことです

言葉をしゃべらないわんこにゃんこは
人の勝手な思い込みで、翻弄されてしまうことも多いからです。


何とかして、少しでも心地よい状態にと思い

おじさんたちは、自然療法にも、積極的に取り組みました

おばさんは、長年ハーブのお勉強をしてきているので

咳が出たら、それを楽にしてあげる効果のあるハーブを使い

また、気持ちが悪そうなときには、胃腸を爽快にする効果のあるハーブを使い

肝臓に負担をかける薬物の投与を、何とか少なくする努力をしてみたりもしました

そんなおばさんの意見も、先生は良く聞いてくれました。

おじさんおばさんは、色々な獣医さんに出会ってきましたが

今の動物病院の先生達は、本当によく分かってくれて

薬を出す時には、必ず尋ねてくれていました

それは、取りも直さず、普通では考えられないくらい、どのわんこもにゃんこも長生きしてきた

このお家の今までのわんこにゃんこ達が、証明してくれていました


気が付けば、ディーナは19歳、らっちゃんは16歳になっていました。

老衰は、容赦なく小さな体を弱らせ、時にじわじわと、時に一気に具合を悪くしていきました

そんな一触即発の毎日を、まるで綱渡りのように過ごしながらも、

愛する家族達は、共にすごせる幸せを感謝しないではいられませんでした。

そんな中で、アモやデビュの天真爛漫なしぐさは、どれだけ救いだったか知れません。



ディーナもらっちゃんも、容態は不安定なままでしたが、何とか、症状を抑えてはおりました

それでも、時は、止まってはくれませんでした

坂道は、しだいにその斜度を増して

文字通り、坂道を転がるように、色々な出来事が起きてくるのに

もう、そう時間はかからなかったのです

・・・つづく・・・


アモ子物語・・・その14

2008年02月21日 | 今日のわんにゃん

わんこやにゃんこも、お年寄りになると、毎日色んなことが起きてきます

シーツの皺に足を引っ掛けてひねったとか、

食べたものがうまく飲み込めなくてむせたとか、

ちょっとした高さにも上れなくて、腰を痛めたとか・・・

おじさんたちは、

「同じ哺乳類ですから、同じようなことが起きてくるのでしょう」

と優しくいたわって、

なるべく高さをつけないようにしたり、

ご飯も、飲み込みやすいようにミキサーにかけたりして、

できるだけ快適に過ごせるよう、配慮してあげていました。

特にわんこのらっちゃんおばあさんは

足が悪くなって、後ろ足はほとんどきかなくなっていたので、

お家の中では、前足で、いざって歩くかんじでしたから

体が擦れて、痛くないようにと、柔らかなマットを敷き詰めてあげたりしました



らっちゃんのまわりには、

アモやデビュや、たまにディーナもいて

でこぼこファミリーの様相は健在、それなりに、日々の暮らしを営んでいました

らっちゃんも少しボケがありましたが、ディーナのように赤ちゃんみたいにはならず、

返って心持ちは、しっかりしていたようでした。

三毛にゃんこのミーヤがまだ元気で居た頃は、

一緒のお布団で寝ていたこともあったし、

とにかく甘えて擦り寄るアモには、

「もう、しょうがないわねぇ~・・・」

なんて感じで、一緒に居てあげることが多くなっていました。



おじさんたちは、あまり先のことを考えたくありませんでした。

こんなに愛情を注げるわんこやにゃんこたちが目の前に居てくれることだけで

それだけで、十分しあわせでした。

愛される事も、もちろんしあわせです。

でも、何の掛け値も無く、とにかく、ただひたすらに愛する相手が居ることは、

自分の存在の重要な証でもあったのかもしれません。

補助リードをつけて、毎晩仕事から帰ってすぐに行くお散歩も、

大変でしたが、本当に大切な時間でした。



毎日出会う、足の悪いおじいさんやおばあさんは、

同じように足の悪いらっちゃんを見て、いつも声をかけてくれました。

「えらいねぇ~ がんばってるねぇ~」

そして、それはいつしか、お互いにお互いの無事を喜び合う仲間意識を生んで

らっちゃんも、おじいさんおばあさんの姿が見えると

じぃっと、そちらを見つめるようになっていました。



いつも行く、広い草原には、小さい草の芽が伸び始めようとしていました

まだ、寒い風が吹く中、らっちゃんは、お気に入りのセーターやトレーナーを着て

色んなお散歩仲間に会う楽しみと、今歩けることの喜びを謳歌しながら

大切な一歩一歩を、踏みしめていたのです。

・・・つづく・・・

バレンタイ・スペシャル・ショー

2008年02月20日 | ザッツ・エンターテイメント 感想他
みなさぁ~ん

私、先日、で、素敵なショーにいってまいりました

それは、東京ディズニー・シーのブロードウェイ・シアターで行われた、

『バレンタイン・スペシャルショー』です。

最終日の最終回に、見せていただきました

会場は、満席

詰め掛けた皆さんは、開幕まで、今か今かと待っている感じです

『レディース&ジェントルメン』

場内にアナウンスが流れて、いよいよ、開演です

まぁ、素敵な音楽と素晴らしいエンターテイメント

ディズニー作品の素敵な歌が、次から次へと、歌われていきます

もちろん、ミッキー、ミニー。ドナルド、チップ&デールたちも

サンバのリズムに合わせて、打楽器を叩いたり

リズムに乗って踊ったり

そして、オーケストラの演奏が素晴らしい

ディズニー音楽のメドレーが、華やかに展開されていきます

それから、かっこいいボーカル・シンガーの方々

夢の時間は、瞬く間に過ぎていきました

写真は、前のクリスマスのときのものです


はぁ~~~

お蔭様で、とっても素敵なバレタインデーの想い出が出来ました

あなたのバレンタイデーは、いかがでしたか・・・


『風が吹くとき』

2008年02月19日 | ザッツ・エンターテイメント 舞台
みなさぁ~ん

東京芸術座公演

レイモンド・ブリッグス・作(スノーマンなどでお馴染みの絵本作家。これも絵本が原作です)

いずみ 凛・脚本

杉本 孝司・演出

「風邪が吹くとき」
が西荻地域で上演されます。

第5回杉並演劇祭参加作品

(特)子ども文化NPO・M・A・T&東京芸術座の 共催公演です。

日時:3月7日(金) 18:30開演(18:00開場)

会場:西荻地域区民センター・勤労福祉会館

料金:¥1500(子ども・大人同一料金です)


世界的なベストセラーとして、様々な国の子どもたちに読み継がれているお話。

随分前ですが、アニメ作品にもなりました

私も、いつか、演ってみたい作品の一つです

詳しくは、http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/ までどうぞ

なお、自由席ですので、お早めにお出かけください

ご家族皆さんで、観ていただきたい作品です・・・


マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

2008年02月17日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさぁ~~ん

いよいよ、『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』

昨日、劇場公開されました

もう、ご覧頂いた方もいらっしゃるでしょう・・・

ねぇ~

ほんとに、ハートフルなお話でしょ~

忘れてしまった本当に大事なことを

このお話は、ジィ~ンと感じさせてくれます

ダスティン・ホフマンのおじいさん、今までに無い役どころですよね。

日本語版では、このマゴリアムおじさんの吹き替えを、我らが魅力ある先輩、青野 武さんが演っていらっしゃいます。

これが、とってもいい

子ども達はきっと、この青野さんの温かいささやきを、心の底から感じるでしょう

そして、モリー役のナタリー・ポートマンを坂本真綾ちゃん

素直で清楚で、何とさわやかなこと・・・

可愛くてこれまた不思議なエリック少年役、ザック・ミルズを同じ事務所の後輩でもある矢島晶子ちゃん

少年を演らせたら、天下一品です

滝沢ロコは、大勢の子ども達、下は6歳~上は10歳くらいのリーダーとして

様々なシチュエーションの収録をご一緒しました

あちこちに声が散りばめられております

角川映画の公式サイトはこちら、スタッフの皆さんも素晴らしい顔ぶれです

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/magorium/


みなさんぜひぜひ、劇場にお出かけ頂いて、

この作品をご覧ください

私と致しましては、ぜひぜひ、日本語版で・・・ね!

最高のエンターテイメントをお約束します

アモ子物語・・・その13

2008年02月16日 | 今日のわんにゃん

老衰がすすみ、腎機能低下が益々目立ってきたディーナおばあさんは、

普段寝ているお2階のソファから、ほとんど動かなくなっていきました。

にゃんこたちのおトイレは1階お風呂場の脱衣室にあり、長年そこで用を足していましたが、

階段を下りることもしんどそうになったので、

おじさんたちは、早めに、お2階へおトイレの引越しをしておきました。


ディーナは、若い頃は、とにかく綺麗好きで、きちっとしていて、

貴婦人の名にふさわしい、厳格なまでにしつけの良いにゃんこでした

常に背筋をピンと伸ばして、鼻先を通して他を見るといった風情は、

気位の高い高貴なお宅の奥様さながらで

一度教えたことは、二度と間違わないという、賢明さも持ち合わせていました


子育ても、それは厳しくて、ゆきちゃんもミーヤもよく叱られていました。

デビュが子猫の頃、それはわんぱくだったのですが、

そばによると、ディーナに音がするほど叩かれていたものでした。



とにかく、何事も、きちっとしていないと気がすまなかったのです。


だから、自分の老化を受け入れることが辛く、

おじさんたちは、見ていてとても気の毒に思っていたくらいでした。


そのディーナにボケが始まり、それはかなりのスピードで進んで、

歩く端から、今のことを忘れてしまう様になったのは、

返って救いでもありました。

お2階にあるおトイレを見つけて、

「あら、おトイレここにあったっけ・・・?」

なんて感じで、すっと変換。

もう、昔からそこにあったという感じで、それが、ディーナ専用のおトイレになりました

それ以来、ディーナは、病院にいく以外は、ずっとお2階のお部屋を出ることはなくなり、

アモとは、もう、会うことはなくなってしまったのです


かかりつけの先生も驚くほど、ディーナは頑張っていました。

同じ症状で通院している他のお宅のにゃんこたちは、

ディーナよりあとから始まっても、ずっと先に最後を迎えていました。

ディーナが頑張っていることは、もちろんおじさんたちの喜びでした

1日でも長く一緒に居たいと思うのは、家族なら、当然のことです。

しかしそれは、ディーナが苦しんでいないことが、大前提で無ければなりません。

今までの、ゆきちゃんやロッキーやミーヤや・・・

他にも、動物ボランティアのお手伝いによって出会った、

色んなわんこやにゃんこたちが教えてくれたことを

しっかり思い出して日々暮らさなければならないと、

おじさんおばさんは、肝に銘じていました


らっちゃんおばあさんも、補助リードのお散歩がお気に入りで、

毎日、楽しみで楽しみで仕方ない様子でした。







アモが、唯一同じ部屋に居られるらっちゃんが、

若干牽制しながらも、次第にアモと仲良くなっていくのが、

おじさんたちは、見ていてわかりました

それは、わんこもにゃんこも、種の垣根を越えて心通わせあえることを示す、

実に微笑ましい姿でした

折りしも、TVでは9,11の波紋が広がりつつあるニュースを連日伝える

心穏やかならぬ時代

嘆く子どもの姿が映し出される中で

おじさんたちは、目の前のわんこやにゃんこたちへの愛を

言うに言われぬ気持ちで、より深く感じて行ったのです

・・・つづく・・・


アモ子物語・・・その12

2008年02月14日 | 今日のわんにゃん


色々なことが、様々に繰り広げられる、おじさんおばさんのお家で

アモは、順調に、成長していきました。

にゃんこのディーナおばあさん、唯一元気なデビュおじさんとは、

相変らず、ガラス戸越しのおめもじでしたが、

アモは、よ~く見ていて、真似していました。



それまで、毛繕いはほどほどでしたが、

デビュおじさんは、それはよく、毛繕いしていたので、

アモも、丁寧に、体中を綺麗にするようになりました



ガラス戸を挟んで、ディーナとデビュとアモが、猫集会をするようになったのも

面白いことの一つでした。


唯一わんこのらっちゃんおばあさんは、

前は、大きなロッキーの傍で、トラの威を借るキツネよろしく

皆に威張り散らしていたのですが

実はそれは、気弱さの裏返しで

元々優しい気性が前面に出て、おだやかな可愛いおばあちゃんになっていました



相変らずレインコートはダメでしたが、補助リードをつけてのお散歩は大好きでした



そのうち、ちょっとした変化が見られるようになりました

デイーナもらっちゃんも、どうも、ボケが進んできたようなのです

特にディーナは、顕著でした。

元々、かなりプライドが高くて、ご飯も決して他の子たちが食べているときは食べず、

皆が終わって、静かになってから、悠々と食べ、終わると綺麗にお口の周りを拭いて、

すっと自分の場所に帰る、という感じでしたし、

決して、自分の欲求に任せて鳴いたりなどしないにゃんこでしたが

どんどん子ども帰りして、

返って、おじさんたちには、気が楽なくらいでした

それというのも、ディーナは、自分が老いていくことを、よくわかっていて

おトイレがうまく間に合わなかったり、

今まですいすい上れた場所に、行くことが出来なくなっていることを

とても気に病んでいたいたからです

でも、赤ちゃんのように幼く、感情のままに素直になっていくにつれ

何があっても、何にも気にすることなく、いつも幸せ色の眼差しになっていきました

これは、人には必ずしも当てはまることではありませんが、

にゃんこのディーナおばあさんを見ていて、

おじさんとおばさんは、つくづく話したものです

「神様は、ディーナに、平安をくれたんだね・・・」



赤ちゃんのように、可愛いディーナと、子どもに返ったらっちゃんは

おじさんたちの愛情を光のように浴びながら

残りの時間を、しっかりと、確実に進んでいきました。

それは、アモが過ごす時間と同じ長さのはずでしたが

その重さは、何倍も、何十倍もの違いがあり、

時というのは、こうやって、過ぎて行くものなのだということを

おじさん、おばさんは、思い知ることになるのです

・・・つづく・・・


アモ子物語・・・その11

2008年02月13日 | 今日のわんにゃん

アモが、おじさんおばさんのお家にゃんこになってから

わずか1年半足らずの間に、

ラブラドルのロッキーおじいさんが16歳で、

三毛のミーヤおばあさんが14歳で、大空に旅立ちました

それぞれに、長い闘病の末のことでした


その後は、シャム猫のディーナおばあさんと黒わんこのらっちゃんおばあさん

そして、唯一元気なキジトラにゃんこのデビュ、それにアモ





日々、色々なドラマを紡ぎながら、暮らしていました

ディーナは、週に2回、点滴に通っていました。

年老いてくると、にゃんこはほとんど皆、腎機能が低下していきます

初めは週1回でしたが、ここ1年ほどは、週2回でないと足りなくなってきていました。

猫の腎臓は、ものすごく精密に出来ていて、

若いうちは、ほんの少しの水分でも

しっかり腎臓で悪いものを漉し取り、排泄できる優れものだそうで、

それだけに、老化とともにくたびれてくるらしいのです。

だから、それをカバーするために、透析ならぬ点滴が必要になるというわけです。

おじさんもおばさんも、時間を作ることは大変でしたが

別にそれ以外は、平穏な日々が続いていることを、

嬉しく思っていました。


わんこのらっちゃんは、ロッキーを失ったショックがあまりにも大きくて

がっくり年を取ってしまい、白髪がめっきり増えました。

そして、後ろ足が、というか、腰が立たなくなって、

4本の足で立つことはできなくなっていました。

ロッキーも、後ろ足がきかなくなって歩けなくなったとき

その落ち込みようは、想像以上だったので、

おじさんは、後ろ足をカバーして、歩く補助をする特別なリードを

あちこち探して、GETしてきました

初めは、「なによ、これぇ~・・・」という顔でいたらっちゃんも

「あらっ?わたし、あるけるじゃん!」 てな感じで、

もう、嬉しくて嬉しくて、ルンルン

そのうち、補助リードをもってついていくおじさんのことを

「なんで、ついてくるのぉ~?」 なぁんて顔で観るようになる始末

歩けることが、こんなにも本人を明るく元気にすることがわかり、

おじさんたちは、つくづく思ったものです。

「寝たきりは、誰でもいやだもんね・・・」

考えてみれば、この間、わんこやにゃんこたちのことを診てきて、

おじさんおばさんは、一体どれほど多くの老後の話をしてきたことか・・・

そして、わんこにゃんこに教えてもらったことは、余りにも多かったのです



らっちゃんのお散歩に期待する思いは、バッチリ昔に戻っていました

ちょっと前は、雨の日なんて、絶対キライ

お家を出たら、チャチャッと用を足して、すぐUターンして戻っていたのに

歩けることが嬉しくて、外にでたいというようになりました

そこで、おじさんが奮発して、高級レインコートをプレゼントしたのですが、

素材がしっかりし過ぎて、ゴワゴワ感がらっちゃんにはヘビーだった様子

着てみたはいいけど、フリーズしてしまいました


この幸せが続いて欲しい

おじさんたちは、祈るような気持ちで、日々を過ごしていたのです。

・・・つづく・・・

東京芸術座、アトリエ公演

2008年02月12日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさぁ~~ん

東京芸術座、アトリエ公演がもうすぐ始まります。
http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/

原作:ジョン・スタインベック

脚本・演出:杉本孝司

日時:2月23日(土)~3月2日(日)

場所:東京芸術座・アトリエ
   (西武新宿線、上井草駅下車、新青梅街道方向に6~7分)



演劇ファン、アトリエファンの皆さん、

どうぞ、ぜひ、お出かけくださいませ


お風呂場は、あったかいほうがいいよネ・・・

2008年02月12日 | 徒然
みなさぁ~~ん

と、久しぶりに、アンパンマンのみみせんせいのご挨拶です。

今日は、ちょっと、今週の我が家の話題をお一つ・・・

うふふ・・・

今、我が家では、お風呂場のリニューアルが行われているのです

思えば、平成元年にここに建てた家は、既に20歳

成人式を迎えるわけですよ・・・

やはり、20年も経てば、あちこち色々いじりたくなってきてね・・・

まあ、これまでも、チョコチョコ色んなことやってきたんですが、

ここで、思い切って、お風呂場を大改装

・・・なんて大げさなものでもないつもりだったんですけど

事前にがっちり打ち合わせをしていただいて

さて、工事をスタートしました

まあ、そうしたら、やはり、20年テ言うのは、365日X20な訳で

それは、色々とあったのです。

まず、大工さんも水道屋さんもほめていた、タイル屋さんのしっかりした工事、

にもかかわらず、土台の一部は、水が漏れていて腐食

それも「こんなのは、いいほうですよ」なんて、軽く言われる位のものらしい・・・

でも、我が家はびっくり

「ちゃんと建ててある家は、国産の杉やヒノキを土台や柱に使ってますからね。

ちっとやそっとのことじゃ、平気なんです」と大工さん

「ここの根太は、栂だったからね、栂は輸入だから。こっちは杉だから大丈夫でしょ?」

なるほど~

「ちゃんとした日本の木は、シロアリだって、寄せ付けないですよ」

なるほど~

「今の家は、厚いベニヤ板でやっちゃうから、虫も食うしね・・・

でもこの家は、ホラ、内側も屋根も、しっかり杉板が打ってあるから、

大事に住めば長持ちしますよ」

なるほど~

何事にも興味深い私は、仕事の邪魔も省みず、

色々と教えていただくのがとても面白かったわけで・・・

そして、お風呂場上の屋根瓦のずれも直してくださいました

そして、まだ、他の工事は終わっていませんが、とりあえず、お風呂場内は完成

まあ、タイルに比べて、暖かいことこの上ない

バリアフリーにしたので、母も安心

ジャ、ジャァ~~~ン!


歴代のわんこにゃんこも入ってきたタイルのお風呂は、

今や、ニュースタイルに変身

私は、もう、幸せ一杯であります

そして何よりも、ダーリンに感謝