一人の「ひらめきと根性と幸運の持ち主」である若い女性が大きな発見をしてしまったらしい。
でもその発見に見合うだけのデータ整理力と証拠保持能力、それから論文記述力がありませんでした。
そして、それをカバーするはずのシニア研究者の方々もあまりの発見の大きさに興奮しすぎて、ついわきが甘くなりました。
昨日の副センター長の会見は、「組織の論理」と「研究者の信念」との間で股裂きにあっている人の姿そのものでありましたね。<--リンク
最初にNatureに投稿した論文は見事にNGでした。
それから約1年間のNature査読との戦いが始まります。
副センター長が参戦されたものその頃でしたね。
そうやってようやく受理された論文でした。
世界中で追試が始まりましたが、どこもうまく再現できませんでした。
そうして論文そのものに疑いの目が向けられます。
それで実際にはところどころにミスがありました。
さて、最初は理研の発表に大喜びだったマスコミや視聴者は見事な「手のひら返し」を見せてくれました。
今度は一斉に非難の声をあげます。
それにビックリしたのが理研とそれから安倍さん内閣でしたね。
「早く火を消さないと理研優遇法案が通らない」と大慌てであります。
本当はこの時に2つの道がありました。
一つは小保方さんを擁護する立場で、内外の批判に答えて情報を出してゆく事もできました。
「理研もいっしょに泥をかぶりましょう」というスタンスですね。
もう一つはご存知の通りの「トカゲのしっぽ切り」であります。
そうして選ばれたのが残念ながら「トカゲさん」でありましたね。
それで調査委員会の発足となりました。
そうして調査報告書が出来上がりました。<--リンク
このミスを調査委員会は「悪意をもって行われたもの」と断定し、小保方さんは「単なる論文作成上のミス」と言っております。<--リンク
さて、共著者の笹井さん、若山さん、丹羽さんは調査委員会の報告をうけて「論文は撤回しましょう。」といいましたが小保方さんは同意しませんでした。
理研は「研究者倫理の向上」を目的とした委員会を始めました。
それから、「Nature合格の100点満点をこえて150点を目指した検証」を1年計画で行うそうです。
さて、以上の話の中で本当に大切にしなくてはいけないことはなんでしょうか?
理研優遇法案でしょうか?
研究者の倫理向上でしょうか?
画像挿入ミスのない論文を書く技術でしょうか?
データ整理の方法でしょうか?
証拠保持力の向上でしょうか?
ノートをちゃんと詳細に書く習慣でしょうか?
得点が150点の検証計画でしょうか?
いやいや、そんなものいくらあっても最初の種を見つけることが出来なければ何の役にも立ちません。
そうして種をみつけることができるのは、「ひらめきと根性と幸運の持ち主」だけであります。
理事長さんの主張は「未熟な若い研究者が間違いをおかしただけ」でしたね。
「あんた一人が悪い」とそういう訳です。
他方Vacantiさんは「ボストンに戻っておいで。」と言いました。
さていったいどちらが物事の本質を理解しているのでしょうね。
そうして、いったいどちらの態度が将来の国益の増加を担保しているのでしょうか?
理事長さん、単に「理研優遇法案」を通すことが「優先順位の1番」という程度ではねえ、先が思いやられますよ。
そうして「人の批判が得意技」のマスコミとゴシップ大好きな日本国民。
「批判ばかりされる所よりは理解してくれる所にいたい」と思うのは人情であります。
そうやって小保方さんは日本を離れてボストンに行ってしまうのでありました。
PS
「電王戦記」はこちらから入れます。
「ビットコイン論」にはこちらから入れます。
でもその発見に見合うだけのデータ整理力と証拠保持能力、それから論文記述力がありませんでした。
そして、それをカバーするはずのシニア研究者の方々もあまりの発見の大きさに興奮しすぎて、ついわきが甘くなりました。
昨日の副センター長の会見は、「組織の論理」と「研究者の信念」との間で股裂きにあっている人の姿そのものでありましたね。<--リンク
最初にNatureに投稿した論文は見事にNGでした。
それから約1年間のNature査読との戦いが始まります。
副センター長が参戦されたものその頃でしたね。
そうやってようやく受理された論文でした。
世界中で追試が始まりましたが、どこもうまく再現できませんでした。
そうして論文そのものに疑いの目が向けられます。
それで実際にはところどころにミスがありました。
さて、最初は理研の発表に大喜びだったマスコミや視聴者は見事な「手のひら返し」を見せてくれました。
今度は一斉に非難の声をあげます。
それにビックリしたのが理研とそれから安倍さん内閣でしたね。
「早く火を消さないと理研優遇法案が通らない」と大慌てであります。
本当はこの時に2つの道がありました。
一つは小保方さんを擁護する立場で、内外の批判に答えて情報を出してゆく事もできました。
「理研もいっしょに泥をかぶりましょう」というスタンスですね。
もう一つはご存知の通りの「トカゲのしっぽ切り」であります。
そうして選ばれたのが残念ながら「トカゲさん」でありましたね。
それで調査委員会の発足となりました。
そうして調査報告書が出来上がりました。<--リンク
このミスを調査委員会は「悪意をもって行われたもの」と断定し、小保方さんは「単なる論文作成上のミス」と言っております。<--リンク
さて、共著者の笹井さん、若山さん、丹羽さんは調査委員会の報告をうけて「論文は撤回しましょう。」といいましたが小保方さんは同意しませんでした。
理研は「研究者倫理の向上」を目的とした委員会を始めました。
それから、「Nature合格の100点満点をこえて150点を目指した検証」を1年計画で行うそうです。
さて、以上の話の中で本当に大切にしなくてはいけないことはなんでしょうか?
理研優遇法案でしょうか?
研究者の倫理向上でしょうか?
画像挿入ミスのない論文を書く技術でしょうか?
データ整理の方法でしょうか?
証拠保持力の向上でしょうか?
ノートをちゃんと詳細に書く習慣でしょうか?
得点が150点の検証計画でしょうか?
いやいや、そんなものいくらあっても最初の種を見つけることが出来なければ何の役にも立ちません。
そうして種をみつけることができるのは、「ひらめきと根性と幸運の持ち主」だけであります。
理事長さんの主張は「未熟な若い研究者が間違いをおかしただけ」でしたね。
「あんた一人が悪い」とそういう訳です。
他方Vacantiさんは「ボストンに戻っておいで。」と言いました。
さていったいどちらが物事の本質を理解しているのでしょうね。
そうして、いったいどちらの態度が将来の国益の増加を担保しているのでしょうか?
理事長さん、単に「理研優遇法案」を通すことが「優先順位の1番」という程度ではねえ、先が思いやられますよ。
そうして「人の批判が得意技」のマスコミとゴシップ大好きな日本国民。
「批判ばかりされる所よりは理解してくれる所にいたい」と思うのは人情であります。
そうやって小保方さんは日本を離れてボストンに行ってしまうのでありました。
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