国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

国語塾詳細はkokugo.m@ozzio.jpへどうぞ。塾猫常駐。

12月の言葉~もへじ便りより~

2019-11-29 20:20:51 | 日記
悠久山で見つけた
晩秋の紅





季節のことば

●師走(しわす)
 12月の陰暦の古称。師(先生)も走る忙しい月と思われていますが、もともと12月には法師(僧侶)を迎えてお経を上げてもらう習わしがあり、お坊さんも走るほど忙しい月の意味だったそうです。

●大雪(たいせつ)
12月7日頃は二十四節気のひとつ大雪。
大陸の高気圧が張り出し本格的に雪が降り、動物たちも冬眠の時期を迎え、山は木々の葉を落とし、自然全体が冬籠もりに入ります。
長岡の場合、この頃に降る雪が根雪となることが多いようです。
先立つ11月に小雪(22日)がありますが、この前後にたいてい山に初雪が来ます。
24節気はすごい、と思います。

●冬枯れ(ふゆがれ)
冬になり寒くなって草木の葉が枯れてわびしくなる様子。
また、商売で冬にお客が少なくなることにも使います。

●冬至(とうじ)
12月22日は二十四節気のひとつ冬至。
1年で一番日の短い日で、夏至(げし)よりも4時間50分も短くなりますが、翌日からは日が長くなります。
太陽の誕生日ととらえて、伝統的な行事やクリスマスなどが集中します。
カボチャを食べたり、ゆず湯に入る風習があります。
最近は10月末のハロウィンがやたらににぎやかですが、こういう日本伝統の季節行事も大事にしたいですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょこっと時事問題・・2020年度からの英語大学入学共通テスト

2019-11-19 19:43:36 | 日記
友人が、亡き塾猫イッサに似ていると送ってくれましたけど
ちびっと違うかな・・・でも気持ちがうれしくて・・・






当塾は、毎月の予定と共に、タイムリーな話題や季節のことばなどのお便り(もへじ便り)を配布しています。
そこに大学入学共通テストの英語について取り上げましたので、それを転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【ちょこっと、時事話題を】
2020年度から始まる大学入学共通テストで英語の民間検定試験が導入が延期になった。 いくつかの大きな問題点があったためだ。

その1)大学入試センターが「話すテスト」の一斉実施は困難として既存の民間試験(「GTEC・実はベネッセ」・「英検・実は旺文社」・「TOEFL・実は米ETS」などのこと)を利用することになり、受験生は高校3年の4~12月に、指定されたこれら複数の民間試験のなかから選んで受験する。
しかし、試験内容は異なるわけでどうやって公平に成績を比較するのか。
受験料を多く支払って回数をたくさん受けられる生徒、会場が近い都市部の生徒が有利になることは確か。

その2)志望校によって対応を変えねばならず受験生に負担。
民間試験を利用する大学入学共通テストを受験するのは現在の高校2年生からだが、受験は来年の4月から開始なのに試験会場も確定していなかった。

その3)利益を得る教育産業(会社)があることは確か。これは前々から他の教科分野でもあれこれあって、やっと話題にされているなと思っているのは私だけではないはず。
また受験時期の前倒しもあり、高校での英語教育が事実上民間試験対策になってしまう危険がある。
民間の実施団体(会社)は講習や参考書の購入を受験生に働きかける。
豊かな家庭の子どもほど有利になる構図に拍車がかかる可能性は否定できないというわけ。
::::
量的暗記の正確さを求めるマークシート式では、AI時代を迎えている時代にそぐわないと言うことは分かる。しかし、ではどういう力を,どういう形式で試験するのか、ということはもう少し時間をかけて詰めてもいいのではないか,と感じる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする