ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

SONY TC-6250 オープンリールデッキレストア その2

2021年11月03日 | オーディオ
1969年製。 さすがに50年以上たてばプラスチックはもろくなり、ゴムは硬化し、スポンジは粉になり、接点は酸化膜、潤滑油は固着し・・・
まぁ人間だって50年以上経てば近くは見えないし、肩は上がらないし、腹は出るし、記憶領域はどこかに行くし、髪は短い友達だったし。
時間というものは残酷です。

今回は修理というよりはレストアですね。
大部分の部品が入手出来ないか、置き換え出来ないので結構大変です。
まず凄いのはこの機械的リンク機構。
1個のハンドルを回すと、沢山のリンクやカムが回るまるでカラクリです。
今ならプログラムで出来る事も、当時はメカでロジックを組んでいたのですね。すげぇ。
録音時にランプが赤色に変わるのも、電球の前の赤いフィルターをリンクで動かしているという。。。。


凄いのはこの基板。 コネクタって発想は無かったのでしょうか?
すべての線を手作業で半田付けしています。
おそらく何十人も並んでライン組んでいたのでしょうね。 
人海戦術です。超非効率です!

この束になったケーブルのおかげで、通電状態で基板の表にエントリー出来ません。
メンテナンスの事などかまるで考えていない作りですね。。
どうやって信号を追うか悩んで頭がクラクラしてきました。
長いのでつづく
コメント
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