ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

NS-10Mレストア 9号機 その2 ウーファー編

2022年08月03日 | オーディオ
や~~~っと9号機のレストアが終わりました。
しかしNS-10Mを何台も修理しているとだんだん感覚が麻痺して、ついつい状態の悪い物を買ってレストアしてみたくなるもんです。
ま、ジャンクを購入しても本当に駄目な物は僅かで、レストアすれば何とかなったもんです。
しかぁ~し今回は違いました。
左右共にウーファーのコーンを押しても全く動きません。
何だこれは!? 腐食して固着?


駄目もとでコーンを外してみる事に。
接着部にシール剥がし剤(有機溶剤)を塗って一晩置いてまた剥がし剤塗って・・・を繰り返してコーンを外す事に。



エッジもダンパーも接着剤が取れたのにコーンが抜けない。
何でだろうと見てたらマグネットとヨークの接着部に隙間が有るような・・・
結局マグネットとヨークの接着剤が剥がれてヨークの位置がずれていました。。

これが「マグネットずれ」なのか・・・・初めて見ました。
そりゃボイスコイルが挟まれて動かないはずです。


このマグネットはかなり強力で、センターが必ずどちらかに寄ってしまいます。
センターに固定するには治具が必要。
という事で治具を作りました。


治具の威力は素晴らしいもんで、簡単にヨークをセンターに持っていってくれます。
接着は金属用2液混合エポキシを使いました。


ついでにフレームがボロボロでしたので再塗装もしました。


コーンを接着するにあたり「センター出し」というこれまた大変な作業が有ります。
このままではセンター出し出来ないので、センターキャップをカッターナイフで切り取りました。
ミソは全部切り取らない事です。
一部残しておけば元に戻した時に位置関係が狂わないからです。

ボイスコイルとヨークの間にクリアファイルを切った物を差し込んでクリアランスを均一化します。
そしてダンパーを接着して、その後エッジを接着してセンターキャップを接着します。


ここで大失敗。
適当にエッジを接着したもんだから、エッジが変形してしまい・・・・号泣

コーンを白色着色して、エッジにブレーキフルード塗って完成。
音は完璧なんですがエッジが残念で悲しい事になりました。。。

つづく

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