(写真)日本の捕鯨船は、毎年、秋に南極海に行き、翌春戻ります
日本は、年間目標の3分の1以下で捕鯨シーズンを終えたと水産庁が言いました。
捕鯨船は、割当量の900頭より少ない266頭のミンククジラと1頭のナガスクジラを捕獲して、今週、南極海から日本に向かいました。
水産庁は、不足分について反捕鯨活動家の妨害によるものと非難しました。
日本は、毎年、クジラの合法的な研究を行っていますが、活動家はそれを国際条約で禁止されている商業用捕鯨の口実だと言います。
「捕獲数は天候や活動家による妨害などの要因により計画より少なかった。その数字の裏に妨害活動があることは確かだ。」という役人の言葉をAFPが引用しました。
米国を拠点にする反捕鯨団体シー・シェパードは、毎年、捕鯨を妨害するために日本の捕鯨船を追って南に向かいます。
「キャンペーンは大成功だ。30%以上は捕らないと予想していたので26%だったことは我々が正しかったのだ。」とワトソン団長は言いました。
商業捕鯨は25年間禁止されているのに、日本は、毎年、科学的研究計画としておよそ1,000頭のクジラを捕まえています。
オーストラリア政府も日本が捕鯨船を呼び戻した事を歓迎しました。
「日本の捕鯨活動は国際法に反しています。だから、オーストラリアは国際裁判所で法的活動を始めましたし今後も続けていきます。」と政府は言いました。
環境保護活動家は、積極的に日本の捕鯨活動に反対しています。
1月に、3人の活動家が、南極大陸の沖合のモーソン半島の北およそ482キロのところで、日本の勇新丸と衝突して傷や痣を負ったと言いました。
日本の捕鯨活動を支援しているクジラ研究機関(ICR)も、活動家はフックをくっつけたり塗料のガラス瓶を投げつけたりして勇新丸を妨害しようとしていると言いました。
その船は、捕鯨船を護衛している警備船でした。
日本は、その事件の前の週に、捕鯨護衛船に乗り込んだ3人の活動家をオーストラリア政府に引き渡しました。
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毎度おなじみの日本の捕鯨船⇒シーシェパードのお話です。
日本は、目標数の3分の1で引き返すようですが、彼らの妨害が原因の一つ。それに悪天候もあるようです。オーストラリア政府は国際裁判所に提訴したようですが、日本はどうするのでしょうか。裁判で決着した方が日本もすっきりするでしょうね。