goo blog サービス終了のお知らせ 

黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

キングネキがG1制覇!

2025-02-24 11:22:21 | 競馬

私が一推しのレイチェル・キング騎手のことをネットが「キングネキ」と呼んでいて、「ネキ」って「姐さん騎手」の省略形?と思ったらブブーで、「姉貴(あねき)」の省略形なのだそうだ。そう言えば「あざーす」も長いこと意味不明であった。

そのキングネキが日本のG1レースであるフェブラリーステークスで、コスタノヴァに跨がって優勝した。JRAの障害レース以外のレースでの初めての女性騎手の優勝である。

まあ、格好の良いこと!美しいフォームでびしばしムチを振るう様は、日本人の女性騎手(ムチをあまり振るわ(え)ない)はもちろん、男性騎手(どったんばったんで美くない)にも見られない光景である。馬も、さぞかし叩かれ甲斐があって、キュンとなって走るのであろう(G1を勝ったというのに、レース後、調教師がぶんむくれてたのは、あまりに姐さんが愛馬をしばいたからだろうか)。

姐さん自身は「女性初」と言われることが心外のようだが、甘やかされているように見える日本人女性騎手に喝を入れる意味で、あえて「女性初」と言わせていただきたい。その姐さんが休日に某日本人女性騎手とプライベートを楽しんでる様子を写した写真を見た。どちらも平服だったが、日本人騎手がまるでどこにでもいる女子大生風であったのに対し、姐さんは、さすがにチャーミングではあっても決して隠すことのできない騎手オーラが漏れ輝いていた。

「推し活」なんて言葉は私には無縁だと思っていたが、なんだかすっかりキング姐さんの推し活にはまっているワタクシである。短期免許がもうじき切れて3月の始めにオーストラリアに帰ってしまわれるのが残念である。

いや、かつても推し活に励んでいた時期があった。入れ込んだ相手はジェンティルドンナとグルベローヴァである。念のために言うと、ジェンティルドンナは騎手ではなく騎手に乗られる方である。グルベローヴァは騎手でも乗られるほうでもないので悪しからず(グルベローヴァという馬はいた。地方競馬で走ったが1勝もせずに引退したようである)。

推し活の「活」は生活の「活」だろうが、活力の「活」であっても不思議はない。姐さんのG1制覇で、これから数か月がんばる活力をもらったワタクシであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10年前のジェンティルドンナの鞍上も戸崎騎手だった(有馬記念)

2024-12-22 17:14:29 | 競馬

今年の有馬記念を制したのは3歳牝馬のレガレイラ。鞍上は戸崎騎手。有馬記念で戸崎騎手で牝馬とくれば、思い出すのは……思い出さなくても常に脳裏にある……ちょうど10年前にこのレースを制したジェンティルドンナ(5歳牝馬)である。競馬を見てて……つうか、スポーツ観戦で、優勝が決まってあんなに両手を突き上げたことなど後にも先にもない。

私は、牝馬が牡馬を蹴散らすのを見るのが大好き。特に、ジェンティルドンナは、3歳のとき、牝馬三冠を成し遂げた後、その年のジャパンカップで初めて年上の牡馬と一緒に走り、当時最強と謳われていた一歳上の三冠馬オルフェーブルに体当たりして弾き飛ばして勝ったくらいの根性娘である(普通の牝馬なら、年上の牡馬と接触しただけで走る気を喪失する)。それからは、牝馬限定レースなどには見向きもせず(ここがアーモンドアイ他の名牝と違うところ)、調子が悪いときも、競馬場が合わなくても、文句の一つも言わず(ホントは言いたかったのだが人間の言葉が話せない)、常に牡馬と一緒にGⅠレースに出続けた。パドックで首をぶるんぶるんと振る仕草も勇ましかった(普通は、そういう仕草はチャカチャカしてると言ってマイナスイメージなのだが、ジェンティルは、首がぶるんぶるんでも足下は堂々としていた)。だが、5歳の秋になると、そろそろ限界か?と囁かれるようになり、天皇賞は2着だったし、引退レースのはずだったジャパンカップは4着に敗れた(普通の牝馬なら、GⅠの2着、4着なら好走したと言われるところである)。だが、陣営は、ジェンティルはこのままで終わる馬ではないとばかりに暮れの有馬記念を引退レースに設定し直した。そして、戸崎騎手を鞍上にして1着でゴールしたのである。負かした他馬は錚錚たる顔ぶれ。エピファネイアを抜き、ゴールドシップやジャスタウェイの猛追を凌いでの勝利であった。これでGⅠ7勝。テレビで解説をしてた往年の名騎手の岡部さんをして「すごいですね、すごいとしかいいようがないですね。ジェンティルドンナの底力を見せてもらった、見せつけられたって感じですね」と言わしめたのである。やはり、かつての「国民的名馬」のオグリキャップもそうだが、いっときの不調を乗り越えて有馬記念を勝つところにドラマがあるのである。

それに対し、レガレイラはまだ3歳。これからが楽しみである。

これが、わが家のジェンティルドンナ。

わが家にある唯一の馬のぬいぐるみである。そうそう、ジェンティルが勝った「第59回有馬記念」で付けていたゼッケンは4番であった。

有馬記念での戸崎騎手の勝利騎手インタビューは10年ぶりである。10年前も、実直なお話振りであった(少しスムーズになった感がある)。

因みに、今回の有馬記念で断然の一番人気に推されていたドウデュースも今回が引退レースで、秋古馬GⅠ三連勝がかかっていたが、直前に出走を取り消してそのまま引退することとなった。そしたら、ドウデュースに跨がる予定だった武豊騎手も風邪の症状が出たとかで他馬も乗り変わりになった。武豊騎手はドウデュースに乗れなくなってがっかりして免疫が低下して風邪をひいたのだろうか。ドウデュースは武豊騎手でないとその能力を引き出せないという噂がある。去年、武豊騎手が怪我で長期戦線離脱したときドウデュースは勝てなかった。もし、ドウデュースが出走を取り消さなかったら、武豊騎手は病気をおして出場しただろうか。「風邪」の種類にもよるだろうけど。もし、人馬とも出場を強行してたら、馬は怪我をし、騎手は風邪をこじらせたかもしれない。結果的には、そうならずになによりであった。とにかくお大事になさってくださいませ(人馬とも)。

申し遅れましたが、私、ジェンティルドンナの大ファンです。古今の馬の中で一番好きです、って言わなくても分かるか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする