台風や豪雨の被害は意外と少ない晴れの国ですが・・・。
古くからのガラス温室でのぶどう栽培がおこなわれた当地も高齢化が進みガラス温室までもが老朽化して大型台風は心配の種です。
ガラスが張り巡らされた室は少なくなりましたが・・・我が家は今も健在です。
舅が定年後に頑張るつもりで準備はしていたのでしょうが・・・思わぬ跡取り息子の爺さまの早期退職後の本業となりました。
お陰様で退職から20年頑張り続けましたが・・・。
錆びつき赤茶けたガラス室は強風にはひとたまりもなくガラスが割れ、収穫すべきブドウを見上げれば青空が見える。
老朽化した木造温室なので修理する爺さまにも危険が伴い、修理のコストも半端ない。
我々も亡き父の跡は精一杯務めたと思うのです。
この逆境を乗り越えるよりもこのピンチをチャンスと捉えて爺さまと婆さまは潔くこの古ぼけた室は廃業を考えてみます。
栽培面積を縮小しながらも果物作りは楽しむ・・・これからの我々の生き方です。