黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

中野親栄会

2005-12-17 03:14:57 | 東京 URBEX


昨日、中野クラシックを取り上げたので、
中野ネタをもう一つ。
画像は中野駅南口から徒歩数分のところにある、
中野親栄会という名の雑居建物です。
こじんまりとした建物に、
かなり沢山の商店がひしめいていたと思いますが、
今は表通りに面した数店舗のみ営業中で、
(この中には佐世保バーガーもあります)
建物内部を貫通する小径沿いの店は、どれも終わってます。

また建物の2階には<中野光座>という映画館がありました。
今でも表通りからみると当時の看板文字が、
しっかりと残っています。
佐世保バーガーの並びにある狭い入口が、
シャッターでしっかりと閉じられているところをみると、
恐らく2階にはまだ映画館がそのまま残っているような気がします。



ところでこの<中野光座>。実はポルノ専門の映画館でした。
中学の同級生のおかあさんが、
入口のチケット切りのバイトをしていました。
その事を話す時の、はにかんだ彼の表情を、
思い出しました。

※その後佐世保バーガーの店舗周りを撮影した画像をよく見ると、
当時入口が在った付近には入口跡はありませんでした。
2階の映画館は壊されたのか、完全に封印されたのか、
全くわかりません。

■ 追記:01.APR.2007 ■
後日現在の中野に詳しい方から伺った話だと、
2階の光座はいまでも時々劇団の公演などが行われているようです。
 

最新の画像もっと見る

post a comment