軍艦島写真家の柿田清英氏が、
16日、肺炎でお亡くなりになりました。
柿田氏のサイト『軍艦島』はこちら
高島炭鉱で閉山まで、その後池島炭鉱でも閉山までお仕事をされ、
その後、軍艦島の撮影に全力を傾けた方です。
写真集『崩れゆく記憶 端島炭鉱閉山18年目の記録』は
ご存知の方も多いかと思いますが、
その後もDVDによるスライド写真集シリーズを発表する等、
精力的に端島を伝えておられた矢先の訃報に、
言葉がありません。
柿田氏は寡黙な方でしたが、
サイト『軍艦島オデッセイ』の掲示板には何度も書き込みを頂き、
そこから伝わる内に秘めた暖かいお人柄が思い起こされます。
柿田氏にお会いしたのは昨年の夏の中ノ島が最後でしたが、
水中スクーターで海の向こうから近づいて来るのを見た時は驚きました。
画像はその時の柿田氏です。
その後島内散策をご一緒しましたが、
島の高台にある植樹された桜の木ある公園広場を、
何枚も何枚も撮影されていました。
中ノ島に残る人のいた息吹を見つけては、
「たまらんなぁ~」とため息を漏らしていたのが思い出されます。
来る2月に都庁で行なわれる、長崎市主催の写真展では、
柿田氏にもご参加頂こうと思っていた矢先でしたが、
かなわぬ夢となってしまいました。
なお葬儀はご家族で既に執り行われました。
ご家族のご希望で、弔問はすべておことわりしているとのことです。
故人のご冥福をお祈り致します。
合掌
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