黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

空地 #02

2006-02-22 05:50:55 | 東京 URBEX


前回空地をアップしたあと、
空地ってなんだろうと思い少し調べてみましたが、
殆ど用のあることはみつかりませんでした。
ただ江戸東京たてもの園で何年か前に
ドラえもんとはらっぱ展というのが開催されていて、
しかも好評につき会期を延長して、
去年の6月までやっていたみたいです。

思えばどらえもんに出てくるような、
子供が入れる位の大きな土管がいい具合に3本積んであって、
適度な雑草と木製の電柱が周りに立っている、
夕焼けが似合いそうな空き地。
そんな空き地で遊んだ記憶がありません。
空き地といえば住宅やビルに囲まれれ、
しっかりと管理された建設予定地だけで、
それは今の都内に点々とある空き地と、
それ程変わらないモノでした。

ドラえもんにでてくる空き地をみると、
妙に懐かしさを感じてしまうのは不思議ですが、
そんな和める空き地で遊んでみたかったものです。



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4 Comments

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漫画の中の空地 (テツ)
2006-10-15 12:02:11
筑摩書房の「路上観察学入門」という本の中で

四方田犬彦が

「シャアウッドはどこへ行ったかー少年マンガにおける〈原っぱ〉」

という短い考察を書いています。



鉄条網とドラム缶と土管を「原っぱの三種の神器」

とみたて、手塚・藤子・赤塚・つげ義春・玖保キリコなど、

戦後マンガに出てくる原っぱ(空地)を

記号学的に考察した文章です。



確かにそんな空地、実際には体験したことがありませんね。



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のび太の町は、何処にあるのか? (zero)
2006-10-15 21:58:51
廃墟徒然草さん



この検証、なかなか面白いです。

http://uuseizin.web.infoseek.co.jp/blog/archives/000833.html
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▼テツさんへ (廃墟徒然草)
2006-10-16 07:35:56
よもだ氏の著書は面白そうですね。

書物のタイトル、短編のタイトル、記号学的、と、

どっぷり80年代っぽい語り口が展開しているのでしょうか。

楽しみです。

 

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▼zeroさんへ (廃墟徒然草)
2006-10-16 07:56:12
この検証は面白いですね!

実際作家の立場で考えると、

色々な場所をミックスするのが当然だと思うところを、

あえて1つ1つ照らし合わせてるのが面白いと思います。



っていうより、なにが面白いって、

この検証記事へのコメントが74件、

このblogの2005年10月25日の記事へのトラックバックが2182件、

この数字はいろんな意味で興味深いですね!

 

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