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前回空地をアップしたあと、
空地ってなんだろうと思い少し調べてみましたが、
殆ど用のあることはみつかりませんでした。
ただ江戸東京たてもの園で何年か前に
ドラえもんとはらっぱ展というのが開催されていて、
しかも好評につき会期を延長して、
去年の6月までやっていたみたいです。
思えばどらえもんに出てくるような、
子供が入れる位の大きな土管がいい具合に3本積んであって、
適度な雑草と木製の電柱が周りに立っている、
夕焼けが似合いそうな空き地。
そんな空き地で遊んだ記憶がありません。
空き地といえば住宅やビルに囲まれれ、
しっかりと管理された建設予定地だけで、
それは今の都内に点々とある空き地と、
それ程変わらないモノでした。
ドラえもんにでてくる空き地をみると、
妙に懐かしさを感じてしまうのは不思議ですが、
そんな和める空き地で遊んでみたかったものです。
四方田犬彦が
「シャアウッドはどこへ行ったかー少年マンガにおける〈原っぱ〉」
という短い考察を書いています。
鉄条網とドラム缶と土管を「原っぱの三種の神器」
とみたて、手塚・藤子・赤塚・つげ義春・玖保キリコなど、
戦後マンガに出てくる原っぱ(空地)を
記号学的に考察した文章です。
確かにそんな空地、実際には体験したことがありませんね。
この検証、なかなか面白いです。
http://uuseizin.web.infoseek.co.jp/blog/archives/000833.html
書物のタイトル、短編のタイトル、記号学的、と、
どっぷり80年代っぽい語り口が展開しているのでしょうか。
楽しみです。
実際作家の立場で考えると、
色々な場所をミックスするのが当然だと思うところを、
あえて1つ1つ照らし合わせてるのが面白いと思います。
っていうより、なにが面白いって、
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この数字はいろんな意味で興味深いですね!