黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

なりたての団地廃墟 #03

2006-09-21 01:51:05 | 集合住宅
新宿の西側、オペラシティとパークハイアットの間に、
戦後の最初期に建設された6棟だけの都営角筈アパート。

今年の春から夏にかけてのほんの短い廃墟の時間を経て、
ついこの前解体されてしまった都営アパートの、
住人がいなくなって直ぐの時の画像をアップしています。

6棟の建物は南北に並んでいて、
一階の窓や階段口を塞ぐ作業は南寄りから進められ、
逆に庭の草木の撤去は北側から行われていました。
画像はまだ伐採されていない南寄りの庭の樹木です。



ドラマ『陰陽師』の中に、
安倍清明の庭が何の手も入れていないので、
荒れ放題になっているシーンが出てきますが、
そのノリです。

また都営住宅の中庭には、
シュロの木が植え込まれているのをよく見かけます。



参宮橋のアパートや駒沢のアパートの庭にも、
シュロが沢山生えていましたが、
最近の新しい集合住宅の庭にはあまりシュロをみかけません。
そのせいかショロが植えられているのをみると、
何となくレトロな印象を受けます。
庭木や街路樹にもはやりすたりはあるのでしょうか。

まだ人が棲んでいた時はちゃんと窓が見えていた場所も、
ご覧のように窓が完全に覆い尽くされています。



◆都営角筈アパート◆
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現役時代の角筈団地の様子は、こちらをご覧ください。
えいはち@十二社の写真館 / 102号展示室~十二社、角筈-1

更地になった跡地の様子は、こちらをご覧ください。
Winterfield Ashhorse / おのぼりさんが見た新宿ノーザンウエスト その7  


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