昨年リリースした国内初の廃道DVD『廃道クエスト』、
そして、今年の春にリリースした第二弾『廃道ビヨンド』、
そして廃道三部作完結編となる『廃道レガシイ』を9/2にリリースしました。
今回も前作や前々作同様、作品に収録した物件の探索リポートをアップしています。
◆
廃道DVDシリーズの最後の撮影、そして作品でも最後を飾るのは、
飛騨高山の西、御母衣ダム湖畔にある廃橋「六厩川橋」です。
前回の記事でもアップした様に、
六厩川橋へのアプローチは非常に困難を極めるため、
高山市内を暗いうちに出発することにしました。
未明の高山市内。
早朝の出発にもかかわらず、昨日泊まった吉野屋の方々は、
眠い目をこすりながら見送りに来てくれました。
なんか嬉しいです(涙)
国内で最も標高の高い松の木峠PAを通過するころ、
ようやくうすら明るくなってきました。
標高が高いのであたりは濃い霧に包まれています。
御母衣湖の最初の大きな橋、岩瀬橋を渡るころには、
だいぶ白んできましたが、かなり曇天。
撮影の天候が気になります。
しかし御母衣湖のカヤック着水ポイントに到着した頃は、
霧も晴れ、徐々に大陽が射す様になってきました。
カヤック着水地の湖畔まで下りる頃には、
山の向こうから朝日が徐々に姿を現し、
完全無風の鏡面湖水です。
さっそくカヤックの組み立てに取りかかります。
オープロの大西さんは、この日のためにまえもって準備していたので、
組み立ても手際良くさっさと進みます。
約30分で完成!湖畔でスタンバるカヤックの勇姿。
◆
もともと廃道DVDシリーズを始めた時に撮影したかったものが二つありました。
ひとつはただの山の斜面としか思えず、時として激しく崖崩れも起こしている廃道。
これは第一作『廃道クエスト』の国道299号旧道で収録しました。
もう1つは、水没した隧道やダム湖に沈んだ隧道を、
ボートを使って踏破することです。
そして今回、奇しくもカヤックによる廃道探検が実現しました。
カヤックの先端には、アクティブカメラGo-proを装着。
これで準備万端です!
さて、前回の記事でも多少触れましたが、
なぜ今回カヤックを導入しなくてはならなかったのか。
目指すは上図中央にある廃橋「六厩川(むまいがわ)橋」ですが、
陸路で橋へ辿り着くには、
岩瀬秋町線、六厩川橋線、森茂線と3つのルートがあるものの、
何れも完全なる廃道で、徒歩でしか進めないエリアが10キロ以上あります。
かつて平沼さんは総ての廃道に挑戦し、
六厩川線と森茂線からのアプローチに成功してますが、
いずれも強行軍で、橋に到着したのが日没直前。
橋を堪能する時間もなく、夜中の山中の廃道を引き返す、
といった非道い状況下での探索だったそうです。
また岩瀬秋町線では、秋町隧道で断念を余儀なくされていますが、
それに関しては次回のリポートでお伝えします。
今回は岩瀬秋町線からの攻略ルートですが、
これも湖畔沿いに南から攻めるには距離が遠すぎます。
そこで、御母衣湖の対岸の赤丸の位置からカヤックを漕ぎ出し、
赤線のルートで対岸に上陸することで、
岩瀬秋町線を大幅にショートカットしようという作戦です。
しかし最大の問題点は、
対岸に果たしてカヤックを停泊出来るスペースがあるのか?という事です。
一応グーグルアースで入江らしきものは確認したものの、
水位によって海岸線の状況は激変するので、何の保証もありません。
そんな不安もどこかえ吹き飛ばし、
初のカヤック撮影に喜々としてはしゃぐ平沼さんは、
オープロの大西さんと2人で湖面へ漕ぎ出しました。
◆
30分ほどすると大西さんだけが戻ってきました。
どうやらカヤックを停泊出来る入江があったようです。
そして次は私がカヤックに乗って移動。
すばらしすぎる鏡の様な水面を静かに進むカヤックは、
初体験ですが、すばらしい感覚です。
無風の湖面をカヤックで進むスピードはかなり早く、
ほどなくして入江へ到着です。
その入江は、普段は草が生い茂る湿地の様でですが、
この時は湖水が満水に近づいていたので草が水没していました。
水中で静かに揺れる水草が敷き詰められた入江はあまりにも美しく、
私たちはこの入江を勝手に<幸せの入江>と名付けてしまいました。
◆
『廃墟賛歌 廃道レガシイ obroad legacy』
廃道DVD三部作・完結編
2014年9月2日 release !
amazon他で絶賛予約受付中!
そして、今年の春にリリースした第二弾『廃道ビヨンド』、
そして廃道三部作完結編となる『廃道レガシイ』を9/2にリリースしました。
今回も前作や前々作同様、作品に収録した物件の探索リポートをアップしています。
◆
廃道DVDシリーズの最後の撮影、そして作品でも最後を飾るのは、
飛騨高山の西、御母衣ダム湖畔にある廃橋「六厩川橋」です。
前回の記事でもアップした様に、
六厩川橋へのアプローチは非常に困難を極めるため、
高山市内を暗いうちに出発することにしました。
未明の高山市内。
早朝の出発にもかかわらず、昨日泊まった吉野屋の方々は、
眠い目をこすりながら見送りに来てくれました。
なんか嬉しいです(涙)
国内で最も標高の高い松の木峠PAを通過するころ、
ようやくうすら明るくなってきました。
標高が高いのであたりは濃い霧に包まれています。
御母衣湖の最初の大きな橋、岩瀬橋を渡るころには、
だいぶ白んできましたが、かなり曇天。
撮影の天候が気になります。
しかし御母衣湖のカヤック着水ポイントに到着した頃は、
霧も晴れ、徐々に大陽が射す様になってきました。
カヤック着水地の湖畔まで下りる頃には、
山の向こうから朝日が徐々に姿を現し、
完全無風の鏡面湖水です。
さっそくカヤックの組み立てに取りかかります。
オープロの大西さんは、この日のためにまえもって準備していたので、
組み立ても手際良くさっさと進みます。
約30分で完成!湖畔でスタンバるカヤックの勇姿。
◆
もともと廃道DVDシリーズを始めた時に撮影したかったものが二つありました。
ひとつはただの山の斜面としか思えず、時として激しく崖崩れも起こしている廃道。
これは第一作『廃道クエスト』の国道299号旧道で収録しました。
もう1つは、水没した隧道やダム湖に沈んだ隧道を、
ボートを使って踏破することです。
そして今回、奇しくもカヤックによる廃道探検が実現しました。
カヤックの先端には、アクティブカメラGo-proを装着。
これで準備万端です!
さて、前回の記事でも多少触れましたが、
なぜ今回カヤックを導入しなくてはならなかったのか。
目指すは上図中央にある廃橋「六厩川(むまいがわ)橋」ですが、
陸路で橋へ辿り着くには、
岩瀬秋町線、六厩川橋線、森茂線と3つのルートがあるものの、
何れも完全なる廃道で、徒歩でしか進めないエリアが10キロ以上あります。
かつて平沼さんは総ての廃道に挑戦し、
六厩川線と森茂線からのアプローチに成功してますが、
いずれも強行軍で、橋に到着したのが日没直前。
橋を堪能する時間もなく、夜中の山中の廃道を引き返す、
といった非道い状況下での探索だったそうです。
また岩瀬秋町線では、秋町隧道で断念を余儀なくされていますが、
それに関しては次回のリポートでお伝えします。
今回は岩瀬秋町線からの攻略ルートですが、
これも湖畔沿いに南から攻めるには距離が遠すぎます。
そこで、御母衣湖の対岸の赤丸の位置からカヤックを漕ぎ出し、
赤線のルートで対岸に上陸することで、
岩瀬秋町線を大幅にショートカットしようという作戦です。
しかし最大の問題点は、
対岸に果たしてカヤックを停泊出来るスペースがあるのか?という事です。
一応グーグルアースで入江らしきものは確認したものの、
水位によって海岸線の状況は激変するので、何の保証もありません。
そんな不安もどこかえ吹き飛ばし、
初のカヤック撮影に喜々としてはしゃぐ平沼さんは、
オープロの大西さんと2人で湖面へ漕ぎ出しました。
◆
30分ほどすると大西さんだけが戻ってきました。
どうやらカヤックを停泊出来る入江があったようです。
そして次は私がカヤックに乗って移動。
すばらしすぎる鏡の様な水面を静かに進むカヤックは、
初体験ですが、すばらしい感覚です。
無風の湖面をカヤックで進むスピードはかなり早く、
ほどなくして入江へ到着です。
その入江は、普段は草が生い茂る湿地の様でですが、
この時は湖水が満水に近づいていたので草が水没していました。
水中で静かに揺れる水草が敷き詰められた入江はあまりにも美しく、
私たちはこの入江を勝手に<幸せの入江>と名付けてしまいました。
◆
『廃墟賛歌 廃道レガシイ obroad legacy』
廃道DVD三部作・完結編
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