しろくまのいえ

しろくまのいえのまわりでおこるさまざまな出来事をつづってゆきます。

本)不登校児 再生の島

2015-04-04 08:22:27 | 
心にナイフをしのばせて」 の作者の方が書いた本を読みました。
沖縄県久高島に不登校の子供たちが集まる場所があります。

不登校の子供たちが問題なのではなく、その周りの環境に何らかの問題がある…
親と離れて、島で子供たちだけで生活してゆくと、子供たちは見事に自立をしてゆく。
それって、なんなの?どういうことなの?
子供たちの自立から、今の社会の問題点が見えてくる、そんな本です。

以下本文より_____
不登校児たちの受け入れている坂本さんの言葉
「人と人とが深くかかわって、初めて人は価値のある存在となっていきます。
その中で、事故の深いところを探る作業が伴うからこそ意味があるのです。
そんな人間の大切な行為を阻害しているのが、テレビやゲームの類だと思います。
資本主義社会がピークを迎えてベクトルを失ったのならそれを見出すべきなのに、
テレビはバラエティ番組を垂れ流し、ベクトルがないことを んでいるとしか思えないのです」

「これからは大変な世の中になって行く。資本主義が行き詰まったあとの
オルターナティブな社会をつくるモデルケースができればいい」

「この病気みたいな社会が10年も20年も続くと思いますか。これからは
本当に大変な世の中になります。そうなったときあわてるのではなく、
一緒に何とかして行きましょうという人がここで育ってくれればいいと思います。」

「子供たちがここで普通にオバアたちと畑でいろんなものを作る。
年をとっても畑ができる、子供たちがオバアの協力をする。
そういう姿が日本には必要だと思っています。」

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