『今から約50年前、
10歳くらいの少年が、
ナポリのある工場で働いていた。
彼は声楽家になりたかった。
しかし、
最初の教師は、
「君には歌は向かない。
まるで雨戸が風に吹かれているような声だ」
といって、彼を落胆させた。
だが、彼の母は、貧しい農婦だったが、
彼を抱いて優しく励ました。
「お前はきっと立派な声楽家になれるよ。
母さんにはちゃんとわかっている。
その証拠に、
お前はだんだんうまく歌えるようになってきた」
彼女は真っ黒になって働き、
息子に音楽の勉強をさせてやった。
この母の賞讃と激励が、
少年の生涯を一変させた』
彼はテノール歌手カルーソー
レコード録音を盛んに行った歌手は彼が最初だったことで
カルーソーは円盤型蓄音機の普及を助けて
それが彼の知名度も高めました。
カルーソーが行った大衆レコード録音と彼の並外れた声
特にその声域の広さ
声量と声の美しさによってオペラ史上最も有名なテノール歌手の1人になりました。
長い努力が実って
人々はこう評価しました
「カルーソーの前にカルーソー無し、カルーソーの後にカルーソー無し」
【D・カーネギー著「人を動かす」】
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