今日は、立川市民オペラの歌劇｢トゥーランドット｣ハイライト&ガラコンサートでたましんRISURUホール。
いま帰りの車中で書き始めているところだが、すごいトゥーランドットに興奮冷めやらず。ハイライトという気がしない。
なんといっても山口さんがすごい。
氷のような美しさがオーラのように輝き。高く突き抜け、響き渡る美しい声が残酷な言葉を告げ。その瞳に見すえられては、もはや誰も身動きすらできない。
METのステンメやガーキーはライブビューイングだから及ばないし、2019に新国立で観たイレーネ・テオリンより断然素晴らしい。
それからビッグネームの福井さん。ぼくは生はまだ2度目だったけどすごいカラフで。新国立のテオドール・イリンカイは全く思い出せないが、今日のカラフを忘れることはできない。
偉大な歌手だ。
そして中畑さん。オーディションで勝ち取ったこのチャンス。山口さんと福井さんを相手に、みごとな、堂々たるリュー。
前半ガラコンサートでの、ムゼッタの歌も演技も瑞々しく素晴らしかった。
このあと藤原本公演でジャンニスキッチが決まってる。
ブレークの年になるだろう。
あと、お気に入りの若手バリトンの市川さん。ガラコンでも役人でも力を見せた。狩野さん、石川さんもみんな良かったし、工藤さんには成長を感じた。
この立川市民オペラは30年の歴史を持つという。オーケストラと合唱のレベルの高さはそれ故だろう。
ハイライトとはいえ衣装は美しく、バレエまで見せ、演出はよく考えられていた。
1年待たされたが、その甲斐のある素晴らしいトゥーランドットとガラコンサートだった。
