我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

あなどるべからず、酵母菌の大爆発

2005-06-10 23:24:48 | 雑記
 パンを焼くために酵母菌を育てている。酒粕、干しブドウ、プルーン、イチゴ、ミントといろいろ挑戦しながら、それぞれの味を楽しんでいる。
 醗酵に失敗して、膨らまないパンやもちもちしすぎるパン、酸っパンが出来る時もあるけれど、手作り天然酵母の手作りパンの噛み締めるほどの美味しさにはまって作りつづけている。
 不精者の私とこのパン作りのリズムが合っているのか、今のところ飽きずに無理せずに楽しめている。醗酵に時間がかかるのも、ほっておいたらそのうち醗酵するというお気楽がいいのか、天然酵母パンとは相性はいいみたいだ。

 一度に作る量は酵母液200gに粉300g。それを食べきる前に次の酵母を育てるというゆっくりとしたペース。前に作った酵母液を新しい酵母菌の中に少し入れてやるとすぐにプクプクと泡がわいてくる。そのまま飲んだら酵母菌の踊り飲み。微炭酸のジュースみたいで、これも美味しい。いろんな味も楽しめる。
 今回は明日くらいに干しブドウ酵母でパンを作る予定だった。ビンを毎日振っていたけれど、泡泡してきたので、今晩にでもビンの蓋を開けて、酸素を入れて、餌(砂糖や蜂蜜)を少し足して冷蔵庫で寝かしておこうと思ったのは朝、そして、夕方、ビンを見たら、あらびっくり仰天、ビンの蓋が盛り上がっている。こんなになったのは初めてだ。朝のうちに蓋を開けておけばよかったと後悔してもはじまらない。
 どうしたものか、蓋をねじってもビクとも動かない。開けた途端に酵母液が溢れてくるというのは予想ができたので、大きなタッパの中で蓋に手を添えて、木槌で少し叩いたら。
 
 一瞬何がどうなったのかわからないようなことが起こった。

 ビンの蓋に添えた手に衝撃。
 私の回りの空気が変わった。
 耳にはキーンという音が、蓋は目にも止まらず、どこかに消えた。
 私が目を瞑っただけかもしれない。

 気が着けば、タッパの中にも液はこぼれたけれど、スカスカ、フカフカになった干しブドウと酵母液が飛散している。
 痛いのと哀しいのと。。。

 酵母液の大爆発だった。蓋はあらぬ方向のテーブルの下で見つかった。見事にへしゃげていた。私の親指と人差し指の間は紫色になっていた。火傷をしたようなヒリヒリ感もあり。

 恐るべし酵母菌ぱわーだった。