我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

ボクの災難な一日

2006-09-12 19:16:58 | 我輩は凛太郎
 昨日、ボクはかあちゃんと一緒にじーちゃんの家に行った。かあちゃんがじーちゃんに按摩をしてもらっている間、ボクはいつもじーちゃんの家で待っているのだ。
 いつものように、かあちゃんがじーちゃんの奥さんにボクを預けた。そこにはベルパパ、ティアラママ、マロン姉さんがいる。でも、今日はボクが見たことのない生き物がいた。
 小さくて、フワフワしていて動いている。かあちゃんは早速それを抱いて「わー、かわいい」とでれでれとしていた。
 「ボクは知らないぞ、そんな生き物」と怖々かあちゃんに抱かれたそれを見ている。
 「凛、かわいいやろ、ネコやで」とボクの鼻先に近づけてきた。
 「えっ それがネコ?」ボクの身体は一瞬に緊張。そして飛びのいた。
 
 ボクは、大きなネコは家でも見ているし、ボクの庭に侵入しようとしたらいつも吠えて追い払っている。でも、かあちゃんには内緒だけど、一度だけネコに飛びかかられて、あやうく逃げたことがあった。その時ボクはキャウインと言ってしまい「かあちゃんが家の中から凛太郎どうしたん?」と言って出てきた。その時、ネコは早々に立ち去っていたので、ボクの情けない姿をかあちゃんに見られることはなかった。
 ネコは飛ぶし、ボクより大きいし足が長いし、実はちょっとコワイんだ。でもこんなネコは初めて見る。それ、ホントにネコ?かあちゃんの手のひらに乗っているのに、ネコ?動いているし飛ぶし。
 ボクの心は戦々恐々。なのに!かあちゃんは行ってしまった。

 ボクの朝ご飯は子ニャンに盗られた。ボクは怖くて近づけない。そんなボクにパパワンが後ろから襲ってくる。マウンティングばかりしかけてくる。
 やがてかあちゃんが帰ってきた。かあちゃんに奥さんが言っている「ティアラの生理が終わったとこで」。かあちゃんが言っている「ベル発情してるの?」。
 パパワンはめちゃくちゃしつこい。ボクもしつこいとかあちゃんによく言われるけれど、パパ似だったんだ。それはともかく、ボクは子ニャンから目が離せない。だからパパワンのマウンティングから逃げたいけど、目の前のネコが怖いからされるがまま。子ニャンがいつこちらにやってくるかわからない。ついに来た。もうボクはプライドを捨てた。キャウインと叫ぶや逃げた。それを見たニンゲンたちが笑っているけど、ボクにはもうどうでもいい。コワイコワイコワイ。
 子ニャンから逃げ終えたらパパワンがマウンティング。
 「ボク息子なのに!」とうとうパパワンはボクの背中に射精。「ほんまにもう!!!」
 この日、ボクは前門の虎(こ)ニャン「肛門」の狼パパで災難日だった。
 
 かあちゃんの車に乗るやダウン。あ~疲れた!!!