さちぶーの眼線

何事も、コツコツ・・・地道に・・・できたらいいいのですが、根が横着もので。 ^_^;

満開の桜と雪

2007-04-04 | ノンジャンル
今日、東京方面は午後2時ごろから、空は暗くなり雷がなり、そして急激に気温がさがり、みぞれ・・・雪が降った。

午後5時のTVニュースでは、4月に満開の桜の時期にに雪が降るのは珍しい。十数年ぶりだろうか?今調べさせています。などとお天気キャスターがいっていた。

満開の桜と雪…その景色を思い浮かべたとき、ひとりの人物の死を思いおこした。
それは、
 2001年3月31日。午後6時47分。六世中村歌右衛門 死去。
特に、歌舞伎ファンでもない私でも知っている名前だった。満開の桜に雪が舞い落ちる中、天に召されたその人物。名女形で人間国宝。その死に際さえも見事に舞台演出して逝った。
もっとも、満開の桜の頃でも4月ではなかった。3月31日でも締めくくりという意味ではふさわしい。

人の死は普通は日時を選べない。パンダのランランが死んだ日に亡くなった落語家三遊亭円生師匠も気の毒だ。翌日の全国紙はパンダの死で、一面うめつくされていた。落語界の重鎮の死去なのに扱いが小さくなってしまった。そしてこのランランと同日に死んだという事がギャグのネタとなっていることが何だか悲しい。円生師匠は人間国宝?だったのかなと思って調べたら、違っていた。初めて落語家で人間国宝になったのは小さん師匠だった。