皆さん、おはようございます♪
竹田が更新します
皆さんは、
Hospices de Beaune
というワインを知っているでしょうか?
この読み方は、
オスピス•ド•ボーヌです。前回の私のエアログ"ワイン特大号"からもお分かりいただけたかと思いますが、ワインには様々な歴史や由来があります。調べれば、調べるほど奥深くなっていく世界で今私はその魅力にどっぷりとはまっています。こちらのワインは、森川先生から教えていただいたもので、こちらの写真はもちろん先生の"Hospices de Beaune"です。
調べてみると、こちらのワインには深い歴史があり収益の使われ方も他のワインとは違いました今回はこの"Hospices de Beaune"についてご紹介していきたいと思います♪
ワインの歴史スタート
このワインは、1443年ブルゴーニュ公国財務長官のニコラ•ロラン夫妻がボーヌに"オテル•デュー(神の館)"という病院を建てたことから始まります。
⬇︎"宰相ロランの聖母"と呼ばれるニコラ•ロランが依頼をして書かせた絵。左側がニコラ•ロラン
オテル•デューは、戦争による思いがけない災いと疫病に苦しむ病人や貧しい人々を救済するために建てられた病院ですが、一点普通の病院と違う部分があります。
それは、
貧しき者の宮殿
として建てられたところです。建てられたのは良いものの、この当時もちろん治療費を払えないという人もたくさんいましたその為運営費は王族から寄進されたわずかなワイン畑からで取れたワインの収益で、オテル•デューは運営、利用されていたのです。(1971年までは病院として使用されていました。現在は医学博物館とされています)現在そのワイン畑は60ヘクタールにもなりました(各時代の名士たちがブルゴーニュ最高峰の畑を社会貢献と自らの栄誉をかけて寄進してきた歴史があります)
⬇︎現在のオテルデュー
オテルデューが出来てから、フランス各地に同じコンセプトの慈善施設が作られましたこれらはまとめて
Hospices de Beaune(ボーヌ慈善施設)として知られるようになりました。現在は、医学博物館となっていますが、オテルデューの入館料やその他の施設から生み出される収益、またオスピスドボーヌが所有する葡萄畑から造られるワインの収益は、病人や貧しい人を施す精神の下で使われているのだそうです
当初ワインは私的な取引で売買されていましたが、1851年からはオークション形式に変わっています!オークションが行われるのは11月の第三日曜日です。世界で最も有名で長年にわたり行われているワインオークションとされ、樽のまま競売にかけられ、競り落とした者が別の場所で樽熟させた後にボトリングします。エチケットはもちろん指定された様式が用いられ、ワイン名にプラスしてキュベ名(寄進者の名前)と落札者の名前、住所などが記されるのです♪
このような歴史のあるワインもあるのだということを今回調べてみて初めて知りました!!!これまでは、全て同じに見えていたワインも少しずつ背景や歴史が見えてきて、ワインへの見方が変わってきました。まだまだ、バラやピオニーの匂いを同じだと間違えている私にはワインの香りの勉強は早いと思うので、一つ一つのワインを調べたり、身近なものの香りの識別の訓練から初めていきたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました♪
それではまた更新します
竹田が更新します
皆さんは、
Hospices de Beaune
というワインを知っているでしょうか?
この読み方は、
オスピス•ド•ボーヌです。前回の私のエアログ"ワイン特大号"からもお分かりいただけたかと思いますが、ワインには様々な歴史や由来があります。調べれば、調べるほど奥深くなっていく世界で今私はその魅力にどっぷりとはまっています。こちらのワインは、森川先生から教えていただいたもので、こちらの写真はもちろん先生の"Hospices de Beaune"です。
調べてみると、こちらのワインには深い歴史があり収益の使われ方も他のワインとは違いました今回はこの"Hospices de Beaune"についてご紹介していきたいと思います♪
ワインの歴史スタート
このワインは、1443年ブルゴーニュ公国財務長官のニコラ•ロラン夫妻がボーヌに"オテル•デュー(神の館)"という病院を建てたことから始まります。
⬇︎"宰相ロランの聖母"と呼ばれるニコラ•ロランが依頼をして書かせた絵。左側がニコラ•ロラン
オテル•デューは、戦争による思いがけない災いと疫病に苦しむ病人や貧しい人々を救済するために建てられた病院ですが、一点普通の病院と違う部分があります。
それは、
貧しき者の宮殿
として建てられたところです。建てられたのは良いものの、この当時もちろん治療費を払えないという人もたくさんいましたその為運営費は王族から寄進されたわずかなワイン畑からで取れたワインの収益で、オテル•デューは運営、利用されていたのです。(1971年までは病院として使用されていました。現在は医学博物館とされています)現在そのワイン畑は60ヘクタールにもなりました(各時代の名士たちがブルゴーニュ最高峰の畑を社会貢献と自らの栄誉をかけて寄進してきた歴史があります)
⬇︎現在のオテルデュー
オテルデューが出来てから、フランス各地に同じコンセプトの慈善施設が作られましたこれらはまとめて
Hospices de Beaune(ボーヌ慈善施設)として知られるようになりました。現在は、医学博物館となっていますが、オテルデューの入館料やその他の施設から生み出される収益、またオスピスドボーヌが所有する葡萄畑から造られるワインの収益は、病人や貧しい人を施す精神の下で使われているのだそうです
当初ワインは私的な取引で売買されていましたが、1851年からはオークション形式に変わっています!オークションが行われるのは11月の第三日曜日です。世界で最も有名で長年にわたり行われているワインオークションとされ、樽のまま競売にかけられ、競り落とした者が別の場所で樽熟させた後にボトリングします。エチケットはもちろん指定された様式が用いられ、ワイン名にプラスしてキュベ名(寄進者の名前)と落札者の名前、住所などが記されるのです♪
このような歴史のあるワインもあるのだということを今回調べてみて初めて知りました!!!これまでは、全て同じに見えていたワインも少しずつ背景や歴史が見えてきて、ワインへの見方が変わってきました。まだまだ、バラやピオニーの匂いを同じだと間違えている私にはワインの香りの勉強は早いと思うので、一つ一つのワインを調べたり、身近なものの香りの識別の訓練から初めていきたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました♪
それではまた更新します