6.11 9年生修学旅行1日目 ②

博多駅に到着しました。博多は時折晴れ間もみえ日差しもあります。今からバスに乗り、長崎をめざします。バスには歓迎のポスターが掲示してありました。子どもたちは静かにガイドさんのお話を聞いています。ガイドさんの質問に、朝4時起きと答えている人もいました。

午前11時現在長崎道に入ります。

予定より少し早く休憩場所の金立に到着しました。今から昼食をとります。

順調にバスは走り、長崎、浦上地区に到着しました。講話会場に入り、今から平和講話を聴きます。被爆体験を語り継ぐ会の会長さんが講師です。

5歳で被爆された田中さんは、写真や残った瓦などを示しながら、きのこ雲の下でなにが起こったのかについて、それぞれの方々の日常が一瞬で破壊されたことについて話されました。そしてご自身の体験を語り始められました。お話から、私たちは被爆した人々の後遺症やさまざまな苦しみについて改めて知ることができました。

子どもたちはしっかりと田中さんを見つめ、またメモをとりながら、お話に集中しています。「核兵器をなくすための運動のバトンを受け取ってもらいたい。どうしたら世界平和を実現できるのかをみなさんには考えてもらいたい。」と力強くお話をしめくくられました。

お話の後、子どもたちから率直な質問も出ました。田中さんは丁寧にお答えくださいました。

最後に平和担当が熱く感想を述べました。「私たちが考えるべきこと、するべきことについて」みんなで共有できました。田中さん、ありがとうございました。

平和公園に移動して、平和担当のリードで平和セレモニーを行いました。自分たちの言葉で思いをしっかりと伝える平和宣言は胸に響くものでした。また1年生から、学園のすべてのみんなで作成した千羽鶴であるとコメントがありました。

クラス写真も撮り終えて、クラスごとに爆心地などをめぐり、資料館に入りました。丁寧に学びを深める姿が見られました。