南弘明「月下の一群」から 秋の歌(クール・ジョワイエ)
この訳詞は堀口大學のものだ。
他にも訳したものはいるが,やはり堀口のが「本当に訳詞か?」という位にしっくりくるし,曲をつければなおさらだ。
演奏は大学のものなどいくつも聴いたが,判で押したようにどっぷりと遅く,一度決めたテンポは変えない,という時代を感じるものばかりだ。
まるで,速度表示されたもの以外では演奏していけないかのように..
全く同じテンポで何団体もが歌う場合,人数とか実力とかに差があることで,いろいろと是非が出てくるのですよ。
この動画は全日本合唱コンクールの課題曲だったのだが,全国大会の男声合唱の7団体が歌っていた,課題曲が1曲しかないみたいだ(笑)
さて,その頃の私は..この年の合唱コンクールに酒田混声合唱団の指揮者として県大会は勝ち抜き..東北大会止まりでした。
課題曲は中田義直の「野に出でよ」今なら普通の無伴奏曲,という感じですが,当時は苦戦していましたね。
さて,私は昭和62年に仙台に行き,間もなく今井先生とお会いすることとなり「秋の歌」も歌っています。
既に全国大会銀賞クラスの先生の音楽は,秋の歌も動きのある演奏にされていました。
[追記]
いちおう↓新しい演奏を見つけました,演者は古いけど(笑)
月下の一群1より 海よ、秋の歌 滋賀男声合唱団