PRESSな時間

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

PRESSな時間

2013-04-19 21:49:23 | 社会

4/19「汚染地図」

今日私の手元に「DAYS5月号」が届いた。
主な内容は「DAYS写真大賞」だが、
巻頭には福島県富岡町の汚染マップが掲載されている。

富岡町と言えば、
地域全体が
「警戒区域」から
「帰宅困難地域」「避難指示区域」「居住制限地域」の3つに分断されてしまったので、
コミュニティーの破壊が最も激しく行われている地域である。
しかし、
国の汚染地図は
事故後2年が過ぎようとしているにもかかわらず、
未だに発表されていない。

そこで
今回線量を測る機材を
「カタログハウス」が提供し、
GPS機能を応用した汚染マップを市民団体が制作したものだ。

これによると、
日中の出入りが自由に出来る
「避難指示地域」の場合、
高い所では
2、26uSv/hを記録している。
これを年間ヒバク線量に換算する
と2、26x24x365=19797、6uSv/hになる。

そうなると,
生き物全ては
過酷な被ばくを余儀なくされると言う事になるので
そのような所に
「帰りなさい」
と言われても
常人であれば帰る気も起きない。

しかし、
国は正気で「帰れ」
と云い、
帰らなければ
様々な援助を切り捨てると言うのである。
これは本当に
「棄民政策」
と言うしかないと思う。

本来ならば、
このような汚染地図を作成するのは
「国」
であって、
「市民団体」ではないのである。

しかし、
国の「除染神話」によって
「ただ、除染すれば良い」
と言う
誤った方向に国が動いているので
国の汚染地図は全く作成されていないのである。

これは正に
「国の怠慢」
であると思う。

いくら汚染がひどいからと言っても
汚染マップ位は作るべきだろう。
「避難指示区域」
ならばなおの事である。
福島事故から2年が過ぎようとしているが
この汚染マップが全国の地域に広がり、
国を相手取った裁判などに活用される事を
切に願うばかりである。

PRESSな時間

2013-04-18 20:09:00 | 社会

4/18「原発と報道」
最近ひょんな事から
作家の本間龍さんとメールの交換をする様になった。
本間さんはかつて
「博報堂」
と言う広告代理店に勤務し、
現在は「電通と原発報道」(亜紀書房 刊)などの著作で知られている作家である。
その本間さんと
「原子力と報道」
についてのメールの交換をするきっかけとなったのが、
先日行われた「原子力市民委員会」後の出来事だった。
今回の委員会では、
委員会中の配信がなかったので
私がほとんどの部分を
「ツイート」で送った。
また、
傍聴も報道関係者より市民の方が多かったので
論議の内容が報道ベースに全く載らなかった。
更に、
委員の中にも言論や報道の関係者が全く入っていなかった事もあり、
「原子力と報道、言論」
と言う問題提起すらなされなかった。
数日がたち、
私自身
「やはり、この委員会が「市民」と命名されている以上、委員会の場で報道,言論について議論した方が良いのではないか」
と思い、
思い切ってツイート仲間や本間さんに相談をしてみた。
するとツイート仲間も本間さんも私の意見に同感をしてくれた。
それなので、
今度、折りをみて委員会には質問状を送ってみようかと思っている。
今回の原発事故では
事故以降、様々な形で
「原子力報道」
に関する検証があった。
また、
今回の事故により言論人に転身した人も多数存在している。
もちろん、
ずっと前から「
原発」報道に従事している人々も
多数存在している。
それにも関わらず、
「記者クラブ」と言う存在は
相変わらず日本のマスコミ界を支配し、
彼らの報道ベースが日本社会全体のベースになっている。
この世界でもまれに見る制度に依って
日本の言論空間は3.11以前のまま、凍りついたままである。
これから日本全体の人口が減ってゆく中で、
言論空間は更に矮小化してゆくだろう。
この現実の中で
今度の委員会が
「報道、言論空間」の問題提起をするかしないかは
大きな問題の一つになるかも知れない。
それには
まず、
報道機関が率先してこの委員会の傍聴をし、
報道する事が第1歩なのかもしれない。

PRESSな時間

2013-04-17 22:55:21 | 社会
4/17「「憲法考」を斬る ① 序説 改憲に前向き?な首相」
ーー今回初めて1つのテーマに沿って文章を書いてみようと思います。暫くの間お付き合い下さいーー

そのテーマとは、、ズバリ「日本国憲法」です。
土台になるのは4/17付「読売新聞朝刊11面に書かれている「「憲法考」安倍首相インタビュー」です。この安倍首相の言葉を土台にして、私達「生活者」がこれからの日本をどのように生き抜いたら良いのか考えたいと思います。
ーー第1回ーー
序説 改憲に前向き?な首相

「憲法考」の出だしは
首相の言葉
「私はずっと憲法改正論者でした」
と言う言葉から始まっています。
この事について考えたいと思います。
まず
「私は」
と言う言葉に一寸引っかかりを感じるのは
筆者である「私」
だけなのでしょうか?
この1人称の
「私は」
と言う言葉の後ろには
もっと大勢の改憲論者が存在しています。
その
「大勢」には
かつて自民党に存在していた国会議員であり
、右翼と呼ばれている、また、呼ばれていた人々であり
、私には「想像」でしかない海外の人々なのだと思います。
しかし、
本文では
「私は」
と語っています。
つまり、
この「私は」と言う言葉に込められた意味の本質は
「私達」であり、
その代表としての
「安倍晋三」が
「私は」と言っているだけなのだと取れます。
しかし、
彼の最近の行動をみてみると
代表としての
「私」
ではなく、
本当の意味での
「私」
と取れてならないのです。
私はその
「私」
と言う言葉に
安倍晋三と言う人物のある種の「傲慢さ」をみるのです。
確かに
「私は」
と言う言葉には
首相としてのリーダーシップを感じ取る事が出来ない訳ではないのですが、
文章の頭に「
私は」と書かれると
「では、国民の存在はどこに行ってしまったのか?」
と言う事になります。
これでは
「国民のリーダーである「首相」なのか、それとも「一般企業のリーダーなのか」
区別がつかなくなると思います。
私はこの
「私は、、」
と言う言葉の中に安倍首相の
「政治姿勢」を垣間みる事が出来ると思います。
つまり、
彼のこの言葉の奥にはまず
「安倍晋三」個人があり、
その個人的発言を国民に押し付けているのではないか?
と言う疑問がわいて来るのです。
ですから首相としての
「安倍晋三」氏は
本当に「改憲」に賛成なのかどうかと言う問いには
「?」が付きまとうのです。



PRESSな時間

2013-04-16 20:09:51 | 社会

4/16「ロシアンルーレット」
 今日大阪では「大飯原発仮差し止め裁判」の判決が出た。
国内で唯一稼働している
「大飯原発3、4号機」の運転差し止めを求めている
「美浜の会」他の住民が
大阪地裁に起こしていた裁判であるが、
どうしようもない屁理屈をもって
「原告敗訴」
と言う結果になってしまった。
 今後原告は、抗告の手続きをするそうだ。

私達は世界でもまれにみる
「地震国」の上で生活を強いられている。
その
「地震大国」
であるが故に
「温泉」など
多くの恩恵をも受けているとも言える。

 それを無視して
「原発」と言う
巨大「凶器」が
50機も乱立して建てられていると言う現実を
盲目的に容認していたのも事実である。

しかし、
凶器と言えども所詮「機械」なので、
故障もすれば,
寿命と言うものもある。
誤操作や誤作動を起こし、
その刃が私達の胸に
「グサリ」
と突き刺さってくる場合もあるかもしれない。

また、電力会社は
「霞ヶ関神社」
に多額の奉納金をすれば
「安全神話」
のお札がもらえるので
 凶器に関しては全く興味がないのである。
更に
 電力会社は奉納金を国民から吸い上げる
「総括原価方式」
と言う特殊な吸引装置を持ってるので
彼ら自身が労働しなくても、簡単にお金が手に入るらしいのである。
全く困ったものである。

関西地区の住民は今回の判決をどのように受け止めているのであろうか。
彼らは最近の地震でも
まだ
「橋下神社」に奉納金を捧げ続けるのだろうか。
だとしたら、
「ロシアンルーレット」
の引き金を引くのは
ナマズなのか
それとも
「市長」氏自身なのだろうか?
その事を十分に考えてほしい。

PRESSな時間

2013-04-15 22:47:14 | 社会
4/15「原子力、市民で良いんかい?」教東京で「原子力市民委員会」の発足記者会見と発足委員会があった。この委員会は高木仁三郎基金が拠出したお金で設立されたもので、市民団体をはじめ、社会学者、宗教学者、経済界、法律家からなる日本の組織としても大掛かり、かつ、充実した団体だ。趣旨によると「ただ,原発や原発事故の責任を追及しないで、政府機関などに「提言」と言うものを示し,そこから少しずつ原発政策を変えてゆこうと言うものらしい。それ故傍聴した市民の中には「もの足りにない」「責任を追及しろ」との声が聞えた。また、会則を詳細に決める為に、長時間の議論となり、肝心の福島事故の現状について短期的な問題に触れないまま、終了した。
以下、,主なやり取り
 
設立趣意書に関して
 「復興」と言う言葉を使用する事についてのやり取り
 吉岡(座長)、、福島の場合「復興」は無理である。
 荒木田(福島大准教授)、、「復興」を使用すると留まってる身としては「留まらないといけない」と言うニュワンスに取れる」(なので反対)。
 武藤類子、、復興は無理だ。いわゆる「復興策」はヒバクリスクを考えていない。(それが復興の実態)

 海渡雄一、、反対。「自己決定権,ヒバクを避ける為の支援なら良いが。」
以上の意見で「復興」は入れないことに。

崎山委員から
 こんな流暢な事を言っている時間はない。
座長、、この委員会は長期的な問題提起の場だ。





以下明日にします