PRESSな時間

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2013-04-14 19:56:16 | 社会

4/14「身近な運動」
今日、
神奈川では「鎌倉市議会議員選挙」の告示、
横浜では「脱原発会議 神奈川」の開催、
更には
「神奈川ネットワーク運動 旭」
の定期総会が開催された。
国政ではかなりの勢いで
「保守化」
が捏造され、
その余波で
神奈川でも先の総選挙では
幾つかの選挙区で革新系候補が
「共産党」だけ
と言う異常な事態になった。
私も選挙期間中
「貴方の選挙区の候補は誰か?
」と問われた時、
思わず絶句してしまった事を思い出しながら、
大手マスコミが演出する「茶番劇」をスルーするしかなかった。

今日の総会の中で
市会議員の梅野りんこさんが
「マスコミ報道による安倍政権の支持率はこんなに高いが、本当だろうか?
私が直接「安倍さんを支持しているか?」
と問うと
多くの人が「支持していない」と答える。
これは、どうゆう事なのだろうか」
と発言していた。
 確かに安倍内閣は
「アベノミクス」
と称して、様々な政策をしている。
しかし、
私達の実感として、一部の物価が上昇したが、
これが労働者の賃金に跳ね返るという期待はあるものの、
結果として
「いつ」
「どのような形で」
表われるのかと言う事を確信出来ない状況にある。
その中で、
いわゆる「ワーキングプア」は
日増しに増加し、
国連の調査によると日本の相対的貧困率は
世界の中でも上位に食い込んでいるらしいと言う結果があるらしい。
基本的に,
「貧困」は
「経済活動」
によって解消されるものなのだが、
「ワーキングプア」は
「雇用の安定」に加えて、
「労働賃金の上昇」
を伴わないと解決しない問題だと思う。
そうなると、
賃金上昇は経済界の最も厭がる問題なので、
先送りになるケースが多い。
そこで
「政治」
が主導権を発揮して経済界をリードしてほしいのだが、
「アベノミクス」は
一部の資本家だけを優遇する事で、
それを
「成果」
として世界にアピールしようとしている。
今回、私が参加している
「神奈川ネットワーク運動 旭」ではその事を踏まえ、
「身近な政治」の原点である、
「一人一人が声を挙げる」
を第1目標に掲げている。
梅野さんの
この
「これはどうゆう事なのだろうか?」
と言う、素朴な言葉の裏には
「旭区」の住民が
足元からの政治を考える上で
最も基本的なものを教えてくれた様な気がするのである。

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2013-04-13 21:43:05 | 社会

4/13「広瀬隆さん」

 今日偶然に古本市をのぞいたら、
「広瀬隆さん」
の文庫本があった。

 それは
いわゆる
「原発物」ではなく、 
「アメリカ経済の、、、」
と言う題で、
書き出しがオバマ政権成立直後の話だったと思う。
 また、最後のの章では
「小泉構造改革」
について言及している。

 私は
「広瀬さん」
と言うと一番に思い出すのが
「原発」
ではなく、
「ロスチャイルドとロックフェラー」のネット記事なので、
私自身も発想を変えて
経済面から
「原発」を見ようと考え
少々、本やネットを検索した。

また、
 昔、南部バプテスト系の教会に属していた。
その教会は「牧師の奥さんが世界バプテスト連盟副理事長のお嬢さんで「元電通社員」娘さんは「共同通信」記者」、と言う
「米国エリート集団」(でも、奥さんも娘さんも日本人)

教会の構成メンバーも
「現役Mac社員」や「日本マクドナルドの初代社長の秘書さん」
また、
アメリカ滞在歴が長い方が多いと言う構成員だったので
「アメリカ礼賛」に洗脳されていた。

 しかし、
ある事がきっかけで私の脳味噌が「星条旗に覆われていた事」に気が付き、
反原発に転じたと言う経緯がある。

 その為、
広瀬さんのネット記事は
私のとっては衝撃的であった


聞くところによると、
広瀬さんは青年期に農業に従事してたしたと言う。

私も
「農業」は人間の基本であり、国の基本だと思う。
また、その中で培われた愛国心が今の広瀬さんを形作っていると信じている。
広瀬さんご自身も
この
「農業体験」が
今の実績に生きていらっしゃると言っておられる。

(これも個人的ではあるが)
今の「反原発」運動は他のイシューを言わないのが原則らしい。
しかし、
私としては少々不満だ。
なぜなら、
個人的に「原発=TPP=アメリカ経済と日米同盟」
と勝手に思い込んでいるからだ。

この連鎖を読み解く事が出来ないと
原発の根本に触れられない様な気がするし、
解決策も見出せないと思う。

この本は
原発問題を読み解く上で
重要な一冊であると思っている。

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2013-04-12 22:47:01 | 社会
4/12「最期の授業」
 今日、夕刻に日本のTPP参加が正式に決まった。
(まだ,国会の批准が残っているが)
それと前後して、
高校生の英語教育に実用的な資格試験が義務化されたり、
ゆうちょ事業の「がん保険」の新規参入が数年間認められない
と言う報道があった。
いよいよ、
日本もこの怪物に飲み込まれていく
運命を
「是」
としていく道に走っていくようだ。

 
さて、
私が昔読んだ本の中に、
「最期の授業」
という題の本があった。
「今日はこの言葉の最期の授業です。」
と言う言葉で始まる
この物語は、
戦争で主権が奪われ続けた国の
悲劇
をフィクション物として描いている。

多分この物語を読んだ頃、
この
「最期の授業」
と言う言葉の持つ意味を私自身実感など出来なかった。
しかし、
私が生きている間に
この物語が本当になる事など
予想もしていなかった。

更に思い出すのは
ポプラ社と言う所から出版された
「キュリー夫人」
と言う伝記だ。
当時のポーランドは色々な国が支配していたので、
国語教育がくるくると変わっていたそうだ。
そのため、
彼女の父親は彼女にポーランド語を教えた。
そのようのな状態の中で
彼女は
「祖国」
と言うものを強く意識したらしい。

 日本には
有史以来、
そのような事がなかったので
米国の圧力次第では
「日本語の最期の授業」
と言う場面に
遭遇するかもしれないと言う
危機に
直面している。
他の言語に比べても
より多くのエッセンスを持つ
日本語の「最期の授業」
を私達は涙を流して迎えなければならない。
今、その瀬戸際にあると思う。

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2013-04-11 20:58:06 | 社会

4/11「イラクより愛を込めて」

今日先程まで
「高遠奈保子さんイラク戦争10周年報告会」
を見ていた。

「劣化ウラン弾」
によると見られる放射性物質の汚染の為に起こった「先天異常児」
の写真やご遺体の映像など
壮絶としか言いようのない
凄まじいばかりの映像が次々と映し出された。

ツイートの内容も、
「小泉、中曽根両氏に見て頂きたい」
や、
「見ている国民が少なすぎる。情けない」
など、
真っ正面からこの問題に向き合ってこなかった日本人に
反省を促す様な内容だった。

日本は、日清,日露、第1次世界大戦では本土が戦場にならなかったが
第2次世界大戦では
本州も空襲に巻き込まれ、
核の投下も受けた。

しかし、
イラン,イラク、アフガニスタンなどと違い、
劣化ウランなどの化学兵器使用の戦火には巻き込まれていない。

その上、
間接的には
自衛隊がイラン,イラクに派兵し
国民は間接的にこれらの戦争に加担していたのである。
また、
日本の報道ベースがアメリカ寄りなので,
報道のそれが、
「対イラク」「対イラン」etc
になっている。

今回、
高遠さんの取材写真は
「対00」
と言う形ではなく、
被災地や被災者の素顔
と言う報道の基本を示し
また、
医学者と共同しての取材だったので
医療者側の発言も発信していたと言う点で
他のフォトジャーナリストとは
ひと味違った取材のような気がする。

中でも一番興味があったのは
フォトジャーナリストの
「森住卓さん」が
高遠さんに託した
「お手玉」だ。
このお手玉は、福島県内の被災者が作ったお手玉で、
森住さんが高遠さんに
「もっていってくれ」
と頼まれた物だ。

遥か彼方の福島から届けられた
「お手玉」
は2人の手によって海の向こうへと届けられた。
そこには
「イラクより愛を込めて」
と言う言葉が密かに、
しかし、
込められているのであろう。
高遠さんは
「南相馬市民放射能測定所」
の発起人の一人で、
去年は広河隆一さんと2人で
「福島の現状」
をお話をされたと記憶している。
その高遠さんが
今回
「イラク10周年」を記念し、
イラクに届けられた愛情は
いつかきっと
「福島」
に戻って来るに違いない。







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2013-04-10 20:08:25 | 社会

4/10「加害者」
先日から大きな話題になってる事の一つに
「東電の汚染水問題」
がある。
今日写真を掲載したのも
その事が、今後福島事故における大きな問題の一つになってゆくからである。
ご存知の方もいらっしゃるが、
現在汚染水を貯めたタンクはかなりの量になっていて、
もはや一粋の余地もない。
しかも、
タンクの溶接がいいかげんだったり、
腐食が起こっている物もあって、
事態は深刻なのである。

しかし、
もっと信じられない事は、
東電側がこの汚染水を海洋に投棄しようとしている事なのである。

かつて
小出裕章さんは、汚染水の処理について
「巨大タンカーで柏崎刈羽まで運びなさい」
と田中眞紀子氏に提言した。
しかし,
現実には海洋投棄の方が
「安上がり」
だと言う結論になったのであろう。

ここに
「経済」の論理を用いて
後は
「知らんぷり」
と言う体質があらわに出て来るのである。

しかし、
一度海洋に出た汚染水は
瞬く間に世界中に広がり
回収は不可能なのだ。
海外では
「日本はかつては被害国だったが、これからは加害国になる」
と言われている。

私達が外国に出かけたら、
もう、広島長崎の悲劇を語れなくなる。
それは東電が無責任な行為を平然と行い、
国もその行為について黙っていると言う
恐ろしい事
を行った国の人間であると言う加害者でだからだと思う。