柚の木

　橘始めて黄ばむ　候となりました。　

　今年は生り物の当たり年のようで、柑橘類が沢山の実を重そうにつけているのを目にします。
　桃栗三年柿八年と言うのはよく知られていますが、その後に「柚の大馬鹿１８年」が続きます。
家の柚も実を付けるようになってから１０年ほどでそれまでは何の木かも分からぬ片隅の木でした。植木屋さんによるとこれが「日本柚」だそうでなかなか実を付けないものらしいです。我が家の柚はきっと２０年以上たって実を付けたようで頷けました。器量も悪いのですが、これも日本柚なる故とか～
柚には小正月に「なるかならぬか成らねば切るぞ」と言って鎌で幹を叩き、小豆粥を幹にかける成木責め　と言う年中行事があると聞きました。
樹木も飴と鞭で成長するようで適当な虐め？は樹を強くするそうです。