SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

満月が2回

2007-06-30 07:18:26 | 
最近満月予告をしませんが今夜は満月です。今月は1日もそうでしたから満月が2回目見られます。こんなことは3年に1回ほどあるようでその前は2004年の8月にもありました。2度目の満月ブルームーンと言うそうですが勿論日本名はないのです。今夜は見られるでしょうか?

今年も前半が終わり、今日は夏越の祓です。茅の輪をくぐって厄を払いましょう。
水無月の夏越しの祓する人はちとせの命のぶというなり

菖蒲の敷物

2007-06-27 08:19:17 | 







菖蒲花咲く候となりました

霧雨のような梅雨が続き、水甕が心配です。

月末は手作りのヒントをお届する日です。お部屋に和のコーナーを演出してみて下さい。

ちょうど菖蒲の刺繍のゆかりの布があったので敷物にしてみました。敷物は額縁に仕立てるのが難しいのですがこれは簡単、略式のものです。
作り方
①敷物にする布より縁の分プラス綴じ分大きめの布の上に表の布を置きます。
②出来上がりの状態に四辺の縁を作ります。(綴じる分もアイロンで折りをつけておきます)
③問題の角はこれも額縁の出来上がりの状態にアイロンをかけて斜めの折り線を付けます。(余分な布は切るか、上手く折込みます)
④線の通りにしつけをかけてとじます。
つまり出来上がりの状態に作っておいて綴じるのです。これだと縫わないので結構簡単に作れます。
大ざっぱな説明ですが、あとは試しながら必要なところに裏を貼ったりして創意工夫してください。
(これは30センチ弱の大きさです。刺繍の布は24センチくらいしかなくぎりぎりなので縁を少し太くして大きくしました。小さな残り布も活かせると思います)

私は夏にはよく水を飾りまが、こんな敷物の上に水をはったガラスの器を置くだけで涼を演出出来そうです。

light 掲示板がサイドメニューに加わって、お知らせやら、作品が載るようになりました。今さくらさんからお花の写真と手作りの袋物が届いています。どうぞ掲示板をクリックしてみて下さい。
皆さんも活用していろいろお知らせ下さい
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袋もの

2007-06-22 07:37:06 | 




夏至となり東枯る候となりました 

梅雨入り宣言後に晴天続きです。毎日夏日でまいります。水不足も深刻になってきて雨恋の心境です。

先日月見さんから「信玄袋も作りましたね」とコメントを頂きましたが、そう言えば父にも兄にも知人にもそれぞれのゆかりの布で作りました。私用にも喪用に紫の風呂敷で作りました。   
私は袋物を作るのが好きで、3年ほど習いました。
この写真ももうずいぶん前に作ったものですがずっと重宝に使っています。これも奥村土牛さんのバラの絵の風呂敷きで、裏には黄色いバラが出て両面表に使えます。染めのぼかしもきれいでしぼも高く、いいもので作れば腕はなくてもよく見えるものだと思っています。(なんだか古い物を持ち出して申し訳ありません。オリジナルも作らないといけませんね)


梅酒

2007-06-16 06:57:07 | 








梅の実黄ばむ 候となりました。 

今日は先日書いた嘉祥の日になりますが明日は父の日なので今日はこの話題に致します。

先週、植木屋さんが消毒に来る前にと思い息子に梅の実をもいでもらいました。その週末はお客様で忙しく、漬け込む余裕もないままそのままにしておきましたらよい香りがしてきて黄ばんでしまいました。仕方なく今年はこれでしてみることにして10日に梅酒を漬け込みました。
我が家も息子達が大きくなって父の日でもなくなり、最近は私一人の作業ですが、以前は梅酒好きの父親孝行にと息子達が協力する父の日頃のイベントでした。
私の父は甘めの梅酒が好きで父用に氷砂糖を多くしたのを別に作ったりもしましたが今はそれもなくなりました…

写真の紙入れは私が父の藍微塵で作った紙入れで、父に「こんなものが欲しい」と注文されて作った試作です。父には裏地に馬の絵の残り布を使用したのを覚えています。(この裏地は母の羽裏です)これは薄くて嵩張らず、お財布の他に商品券のようなものを入れていたようです。
父はなんでも褒めてくれて「これは売れる」などと言って喜んでくれるのが嬉しかったです。
父を偲んで父のぐい飲みに新酒の梅酒を入れて撮ってみました。



残菓包み

2007-06-11 13:26:20 | 







腐草蛍となる 候となりました

ここ数日空模様が気がかりで今朝も雨の音にはっとして目覚めました。定まらないお天気が続きますがそろそろ梅雨の走りでしょうか?

これは残菓包みと言います。16日は「お菓子の日」となったようですがこれは「嘉祥の日」と言う伝統行事が元にあります。それは昨年書いたのでこちらをご覧下さい。
http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20060615/archive
この残菓包みはお菓子を包んで差し上げたり、残ったお菓子を持ち帰るための包み方です。昔の方はこうしたことが生活の中に溶けこんですぐに出来たのでしょう。
これも覚えるととても簡単で、応用の広い包み方です。

折形の不得手は厚みのあるものを包むことですがお菓子も厚みがありますからつぶさないようにするには大きめの紙でふんわり包むことです。今回はB4サイズに千代紙をカットして折りましたが、千代紙半分くらいの大きさで包むとお帰りにお渡しするちょっと気の利いたお土産になると思います。