SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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十組の総包

2022-03-30 12:16:00 | 
弥生も晦日となりました。
桜は満開となりましたが🇷🇺と🇺🇦の戦争はもう一月も続き、痛まし事です。今この世にこんな事が起こるなんて、理不尽で凄まじく、あってはならない悲しい事です。
 復興十年の福島では16日、最強震度6の地震があり、どんなに祝賀気分が萎えた事でしょう。さぞお辛いこと思います。
 日本も世界も大事が起こり、我が家も春をうらうらと謳歌する気分にもなれず、今になりました。

 あまり季の物ではありませんが以前いくつかあげた 十組の総包 を並べてみました。
これは私が総包を折って、香書指定の繪を書いて頂きました。 この十組は香包の形も違うのであらかじめ折っておき、すぐに使用出来るように揃えておきます。
 ここには十組ですが 本来三十組あります。(この中から十組選びました)
三十組の総包の絵柄、香木の包方、皆違いそれぞれ決まっています。 
 この包方は一組 25包から5包などと組香によって違いますが本香と試香の形も違いますので300に近いお包の数になるのではないでしょうか?
これを下の定家文庫に十組づつ三段の冨久呂に納めています。(冨久呂は2011/1/15 他にあります)

包方は三十組お習いしましたが総包は十しか作りませんでした。
 こうした伝授が消えていかない事を願います。