鷹技を習う候となりました。
梅雨明けもまじかなようですが蒸し暑い日が続きます。
祇園祭りも始まって今日は山鉾の巡行の日です。雨は降らずにすみそうですね。
今月は七夕に因んだものを載せようと思いつつ、前回は鷺草になりました。
写真は七夕に飾る雄蝶雌蝶で
鵲の雄蝶雌蝶です。
勿論、鵲は牽牛と織姫を隔てる天の川を鵲が翼を広げて橋を作ったと言う
鵲の橋の命名でしょう。
鵲はサギのイメージから鷺草のような白を連想していましたが烏科の鳥で黒が基調の鳥でした。ちょっとイメージが異なりました。
飾り方の図がないので神酒口のように差してみましたが、御神酒口はそのままお飾りとして飾られるようです。
上巳、端午、七夕と節句ごとに雄蝶女蝶の折形が決まっていたのもゆかしいことです。
白は反射するので薄いグレーのぼかしに砂子が撒かれた紙で折りました。左右の対象に苦労したのですが、折筋が光ってよく見えませんでした。 水引も赤を避けて紙の色に染めてみました。
左が雄蝶で陽の結び、右が女蝶で陰の叶結びです。七夕さまの願が叶うように結んでみました。
鵲の歌は
かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きをみれば 夜ぞふけにける
が有名ですがこれは七夕の歌ではなく、同じ家持に
かさゝぎのはしつくるより天川 水もひなゝむかち渡りせん
と、こんな歌があります。上の歌と対照的にロマンのないお歌です。
天の川は舟で渡る歌が多いようで
天の川楫の音聞こゆ彦星と織女(たなばたつめ)と今宵逢うらしも
天の川霧立ち渡り彦星の楫の音聞こゆ夜の更けゆけば
私の好きなお歌です。