追悼

激しい雨が降っています。朝まで降り続くのでしょうか。

新年用のお箸袋折っていて父のことを偲びました。
子供の頃、新年のお箸袋は父の手で家族全員の名前が書かれていたからです。お年玉はもちろん、新学期にはそれぞれの教科書にカバーをかけてくれ「国語」「算数」などと科目名と氏名を毛筆で記入してくれていました。毎年、五人の子の教科書ともなると相当数だったと思いますと、頭が下がります。
そうした教科書はおろそかには扱えず、今思うとこうした行いこそが教育なのだと思います。
明治生まれの厳格さはなく、どこまでも優しい父でした。

かるたや百人一首、羽根つき、初芝居など家族で賑やかに過ごしたよき時代のお正月でした。そうした子供時代を過ごせたことを有難いと思います。

「百までは元気」と言っていた父でしたが今年がその上寿の年でした。来年松も明けぬ間に父の4回目の命日が参ります。
父上母上、今年も兄妹、眷属一同仲良く健やかに過ごせましたよ。来年も見守ってくださいませ。

激しい雨音が胸をつきます。

迎春用 箸袋

鹿角おつる候となりました。

羽子板市や酉の市、クリスマスと年の瀬の行事も終わり今年も片手で数えられるほど日数少なくなりました。

今年最後の工作はお正月用のお箸袋を作ってみましょう。
作り方の図は掲示板の方へ載せておきます。（掲示板の写真はクリックで少し大きくなります）
来年の干支の千代紙で折ったお箸入れはあれこれや折っている内に出来たオリジナルです。右と変わりなく見えますが襟のように合わせが重なっています。くだけて鼠風の水引を掛けましたが見えるでしょうか？

この一年のご愛顧を御礼申し上げます。
皆様どうぞよい新年をお迎え下さいませ。
来春にまたお目にかかりましょう。

九、十、十一月の項目

冬至となり冬生じ夏枯る候となりました。

一陽来復、今日は冬至です。
冬至が来るとホッとします。この日から日が伸びるからです。
運気も陰から陽へと転換し、一陽来福と言った気分になれるようです。暮れの多忙な中、柚子湯は癒しの一時となります。

今日は９､10、11月にアップした写真を載せました。
こうしてみると1年は瞬く間に経ってしまいますね。
すぐに臘月尽になります。

9月　菊の花包み

連続の結び 　薄のみみずく


10月　秋物の花包み
秋の折形　玄猪包　紙縒り犬



11月　道の辺の花包み
香袋


12月　木の花包み

六、七、八月の項目

鮭魚群がる 候となりました。

寒さが厳しくなりました。明けの明星とそれに見まごうほど明るく光っている火星が今朝は雲の中でした。この二星が対じして輝く早朝の冷気は身が清まるようです。
六月

嘉祥の日と言うことで残菓包み、父へ贈った紙入れなどの袋物



七月　撫子の花包

文月なので手紙折り　など



八月　　荒木真喜雄氏の本の花包

夏休みの工作として甥や姪への手作りおもちゃなどを載せました。

昨年(2006年）はこんなに・索引

今朝は息が白く寒さも本番かと思いましたが日中は暖かいようです。
先月末に寝込んでからなんだかふわふわとしたまま外出しましら捻挫をしてしまい年末だと言うのに家事を怠っています。
SAKURAのストックでも作ろうかとPCに向かいましたら間違えて2006年の7,8月の画像を集めてしまいました。
2006年は更新が隔日で今年よりずっと充実しているのが分かります。せっかくなので載せておきます。
７月　

　
8月




ついでなので2006年の各月の大まかな項目を書いておきます2006年の索引になればと思います。(ご覧になりたい項目がありましたら右側の過去ログでその月をクリックして頂くと見られます）
1月　お正月の折形・長緒の結び（一～七）
2月　小さきもの　（一～六）
3月　子供の遊び・脊守り　など
4月　箱の結び　（一～十）
5月　春の花の花包み　（一～九）
6月　連鶴　　　　（一～八）
7,8月　　上の写真　（結・折形）
　　　乞巧奠　菊、梅結びの結び方
9月　花紋折り　（一～十二）
10月　香の小物（一～十）
11月　秋の花の花包み　（一～八）