SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

名香聞

2020-04-21 16:06:00 | 


4月は18日が『香の日』と言う事で四月のインスタグラムには香関係の物を載せています。
先日は「耳香」のお道具をあげましたがこちらには一チュウ聞のお道具をあげましょう。
どちらも平成29年の一月に工藝サロン梓さんの会のお道具です。一チュウ聞は名香など鑑賞する時に致します。
その時は 塩竈 を焚きましたのでちょっと古いお道具で重々しくしました。 思羽の中の塩竈を淡路返に結んだ紐を引き解いて取り出し、又結びなおすと言う趣向です。

この時は耳香と言って箱の中の小豆の数を当てると言う面白い香遊びも楽しみました。

思羽はあまり人目にふれてはいけない物ですが名香に対する壮厳と新年初香でしたので取り出しました。
梓さんではこうしていろいろな趣向を楽しませて頂いています。

 SAKURA では今まで手作りの物を載せるのを旨として私のお道具も控えていましたが、お休みしてから10年経ちましたのでpart2では手作りに縛られず『ふるきよきうつくしきもの』を載せてもいいかな、と思っています。
(思羽は刺繍をして頂いたあと裏打ちして自分で仕立てました)

https://www.instagram.com/tukiyukihana5/


新旧ミニの投扇興

2020-04-15 15:41:00 | 













 前回お話した桐彫彩画の投扇興(手前)と娘時代からの投扇興(奥)を並べてみました。
桐彫彩画の新人さんは四方に季節の花の図案で四季を通して遊べます。季の花が正面なので一面だけに扇が当らず良い工夫と思います。ミニはかなり小さいでしょ〜
木目込のお人形は「舞楽香」の朧月夜に作りました。その折りには檜扇を持ちます。 いつか舞楽香の盤ものせましょう。




投扇興

2020-04-11 15:47:00 | 


うらうらとした陽ざしですのに緊急事態宣言初の週末で街は静まりかえっています。
目に見えない敵を鎮圧するのは皆さんお家に居なければなりませんね。
インスタグラムに上げていない画像です。
少しでも気がほぐれたらと思いアップしました。

投扇興は大学時代に求め、以来50余年も折々遊んでいましたがさすが老齢になり扇を当てるのが忍びずに5、6年前に先生に図案を描いて頂き実践用に桐彫彩画で作りました。これで遊ぶ時は先代?も飾ります。
画像の投扇興はお姫様用にミニサイズで作りました。蝶は先代?を見本にし、扇も竹なのですよ。
小さな物が大好きです。