SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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紙入れ

2021-12-01 15:03:00 | 
早極月となりました。
先月は更新を忘れてれ今日になり、急遽紙入れを載せようかとあれこれ紙入れの写真を撮りました。

 この紙入れは薬玉模様の私のお気に入りです。
三つ折りで中に牙の爪のある被せがありその後には鏡入れか、斜め口のポケットとその裏にも襠付のポケットが付いていて使い易そうです。
金糸地に唐織のようで久しぶりで出しましたら箱の蓋に丸の中○に嘉の字のシールが貼ってありました。
仕立ても綺麗でしたので検索してみるとヒットしました。

 丸嘉は老舗の袋物商で丸嘉商店といい銀座にお店がありました。
今はピアジェの店舗になっていて『レトロな銀座の建物』として見る事ができました。

『1929年(昭和年)竣工』とありましたので昭和4年にこんなモダンなビルを建てるほど袋物商は繁盛していたようです。建物は『丸嘉ビル』として3階外壁、レリーフ、3階内部などに往時の姿を良く留めているようです。

 大奥で筥迫を競った名残のように昭和の始めまでは煙草入れとか袋物は役者、数寄者など需要も多く数寄を凝らしたのでしょう。
女性のパーティーバッグなども扱ったのではないでしょうか?
丸嘉のような大きな袋物店は貴金属なども扱ったようで銀座に店を構えていたのですね。

 紙入れのつもりが話が逸れましたが意外な発見がありました。

https://gipsypapa.exblog.jp/22158834/  「レトロな建物を訪ねて)丸嘉ビル

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