SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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箱の結び 九 ・ 総角

2006-04-29 23:41:06 | 

昨日は下書きが開けなくて何度も強制終了になりました。こんな時はPCが嫌になります。
旦那様は6時40分に出勤で、次の家族が起きるまで間があるのでその時間に更新していますがトラブルが発生すると間に合いません。結局下書きは開けずに諦めた為内容が半分になりました。
箱の結びの稿は昨日で結びにするつもりでしたがまだ少し書き足しがありました。加筆するには長過ぎるので今日にあらため九と致します。

箱の結びには、実用と装飾用があります。実用の場合平紐を掛けます。
日常使う箱には結ぶのに早いもろなわ又は片なわが多いです。つまり一~九で見たような結びはお飾り用や特殊な用向きの為のものです。
丸紐に付く房は装飾用としてとても重要でこれによって見た目が華やぎます。房には縒り房や、上の部分が編んだものなどいろいろ格があるようです。

特殊な箱ですが、婚礼用具のはさみ箱は総角に結びます。
この写真はおまけで(昨日で終了予定の為準備がなく房なしで、急遽結びました)これが総角です。(総角はサイドメニューの「心葉」にもあります。ペイジ内検索でもご覧になれます)
はさみ箱は旅の道具を入れて奴さんが担ぐ箱ですが、写真の箱を見立てました。奥の方が柄の付くところで、房は後ろに下がります。牛車の出衣(いだしぎぬ)の心でしょうか、後ろに風情が残ります。
紐は縦にかけて結びますが、1本の紐で総角を結ぶのと左右、上下の二本の紐で結ぶ場合は少し違います。これは木爪結びも同じで頭を捻るところです。
これらの結びは古書をもとにしていますので明日は日曜日ですが七二候の日なので、この本のことにふれて見たいと思います。



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