立春となり 東風凍を解く候となりました 。
一日は初雪が積り毎日寒さが厳しいです。立春とは名ばかりの今日の冷え込みですがこの大寒気団を越えれば三寒四温もまじかでしょう。
今月は白椿を包んだ花包、椿包です。
椿は三度包んだことがありますが紙との取り合わせで趣が代わります。 今回はお祝の席用におめでたく包んでみました。
この白椿の蕾、なかなか咲いてくれません。思いがけない初雪が積りましたので咲くのを待たず芝生の雪の上に置いて撮ってみました。このままお届け出来そうな花包になりました。
毎回文頭に書いている緑字は七十二候です。二十四節季は馴染みが深いですが七十二候はその節季をさらに三つに細分しているものです。
たとえば立春の初候は「東風凍を解く」で次項が「鶯啼く」末候が「魚氷に上がる」と言うふうで、それぞれ一候、二候、三候となります。つまり七二候の始まりは立春で以下次年度の1月末の七十二候まで続きます。
春を待つ心は各国同じで中国には九九消寒と言う風習があります。
2005年の冬至の日に九九消寒の事を書きましたが5年前のことなのでお読みになっていられない方も多いと思いますので以下コピーしました。
中国の風習に九九消寒と言って冬至の日から81日目に訪れる春を待つ数え方があります。
これは春・待と九画の字を毎日一画づつ9回書いて数えます。『春待春待春待春待春』と書き終えると81日が立ちます。
もう一つは梅の花を16輪と一ひら を描き毎日花びら一ひらつづに色をつける方法で、全ての梅が染まると3月11日、桃の花が咲く頃になります。
今頃は九九消寒の梅の花も九輪ほど咲いた頃にあたります。
2月の別名はこのようなものがあります。
仲春 如月 衣更着 麗月 令月 雪消月 梅月 梅見月 初花月 仲の春 木の芽月 春分 夾鐘 (きょうしょう )など他にもこんあのがあります。
為如 (いじょ) 殷春( いんしゅん) 華朝 花朝(かちょう)
こちらも寒くて昨朝資源ごみを出しに行った時は手が凍えました。
あの椿10日も前に買いましたのに寒かったせいか一向に開いてくれません。まだ咲きませんのよ。
白玉椿が包たかったのですが無くて加茂本阿弥になりました。
そちらは九九消寒であと8輪くらいは遅いでしょうか?花を染めながら春を待って下さいな。
昨夜も今朝もSAKURAに繋がらず厭になりました。
ちょっと回線を変えたりしてPCも不安定で困ります。
冬の寒さと春の暖かさと両方を感じます。
蕾には開花したときとは別の美しさがありますね。
椿は好きな花で、白い椿と紅い椿では風情も違っていて、どちらかといえば白い椿が好きです。
九九消寒、すてきな風習ですね。
私も梅の花を染めながら春を待ちたい気持ちになりました。
こちらでは16輪では足りないので、もう少し描かないとなりませんね。