桜始めて開く候となりました。
今年の桜は例年より早いようで各地で桜の便りが聞かれます。我が家の桜もやっと一輪ほころびました。
雛菓子にはあられや菱餅、関西の方には引千切(ひちぎり)などがあります。お節句にそのお菓子を添えることで華やいだり、重厚になったりそのお節句の雰囲気が醸し出せます。
菱餅は菱の実が原料なのでこの名があるようで、菱は橡の実と同じように滋養のある食物として食されていたようです。
菱餅の色は子供の頃から母に「草の上に雪が降りその上に花が咲いた色」と聞いていました。この三色の色合いといい正三角形をつないだ形と言いすばらしい感性だと思います。
香道では菱灰と言って菱はお灰の原料でもあります。薄い紫の色をして綺麗なのですが粒子が重く扱い難いお灰です。
この画像は菱形のたとう とそのバリエーションです。ちょっと菱形に取りつかれいろいろと折ってみました。
菱形のお包みに雛のお包みがありますが(2007年3月21日、掲載 http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%90%97%82%CC%82%A8%95%EF%82%DD&inside=1&x=21&y=12)そのバリエーションを今月の手作りとして次回に載せたいと思います。
こんな菱形を散らすだけでお雛様の雰囲気が漂うようです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます