菜虫蝶と化す候となりました。
お水取りが済むと春になったと思います。桜の蕾もそれと分かるほど膨らんで、梢の様子が気がかりな頃となりました。
今月はお雛様に因んだものと言うことでこんなお飾りを作ってみました。写真は曲水流觴(きょくすいりゅうしょう)をイメージして、紐で流れを表して杯に継紙の短冊をのせ、桃の花を周囲にちらしてみました。お歌も出来たのですが短冊が小さくて書けませんでした~(写真で見ると何だか変ですね~)
曲水流觴は平たく言えば曲水の宴で、三月三日に水辺で行う禊の風習から流れに杯を浮かべ歌を詠む行事となりました。あの王羲之の 蘭亭序にも出てきますね。
上巳の日には闘鶏も行われたようで、端午のくらべ馬(競馬)、など節句にはこうした催があったようです。これらは闘鶏香、競馬香として香に取り入れられ盤物として楽しまれています。
詠まれた歌も載せてください。
翌日の新聞に:
「いにしえの 衣(きぬ)をまといて宴(うたげ)する やまとごころを しばし楽しむ」と詠んだ在福岡アメリカ領事館のマルゴ・キャリントン首席領事(45)は「日本の春と文化を感じることができました」と笑みを浮かべた。
=2008/03/03付 西日本新聞朝刊=
朝から素敵な写真に古の文化に浸っています。
領事館の方のお歌、ありがとうございます。すなおでいいお歌で日本人以上ですね。
◎ 浮羽さん、私は絵心がないので簡単だと思った流れが上手く表現出来ませんでした。写真に撮るともっとアラがあらわで載せるのも考えました~
お歌はお粗末ですが~
ひさかたの春の光にきらめきて水面にうつる盃の舟
こうして和のコナーを作って飾って下さるのが嬉しいです!