小雨時々降る 候となりました。
お香のお道具は他にも、お道具を並べる内敷きと言う敷物、源氏香の香図、競馬香のお道具や潮干香の蛤など必要な物は楽しみながら作っています。現在進行中のものもありまだいろいろあります。その内訶梨勒などの手作りのお飾りもお目にかけたいと思います。
今日の写真は重香合です。 重香合には上と中の段に銀葉を入れ下段には焚いた銀葉と香木を仕舞います。
手作りが建前ですから作って頂いたお道具をアップするのはためらいもありますが最後に付録としてこれだけ載せることにしました。(上手く写真が撮れなくてお道具が泣いているでしょう~)
これには梅、桜、楓、菊の折枝を四面に蒔絵して頂きました。お道具一式は「西本願寺さんの三十六家集の意匠で」と言う私の難題はお店を大層悩ませた事と思います。又大変なご苦労をおかけしました。この輪島塗の漆器店さんはとても真摯なお仕事ぶりで、店主さんとの心温まるエピソードもあって、お道具は「春風」と名をつけました。友や身内だけのお香会ですが繊細で典雅に仕上がった春風を出す時はいつも心和みます。それはいい方との巡り合いとその思い出があるからと感謝するのです。
(春風はもう一つ「香の香」で手記録盆を載せたことがありましたがこれには継ぎ紙の重ね継ぎの意匠を施して頂きました。)
春風は大事な友として私の人生を楽しく彩ってくれています。
春風制作の節は大変お世話になりました。お陰さまでいろいろと楽しんでおります。重香合を載せましたらお褒め頂いて娘を褒められた思いで嬉しくなりました。やはり作り手の思い入れは作品に出るのでしょう。丁寧に作って頂いて感謝しています。これからもよい漆器を作っていって下さい。写真の撮り方のアドバイスありがとうございました。
ふせげるものですよ。参考にしてください。
ご要望にお応えしたいと思いますが漆器を写真に撮るのはとても大変でした。磨きのかかった面は後ろも前も鏡のように写してしまって思うように撮れません。
写真も技術が必要ですね。梅には青貝など螺鈿が施してありますが、光ってしまうし、金も反射してしまいます。紅葉の梨地などとても繊細な仕上がりなのですが写真では分かりません。実物と写真の差にがっかりしてしまいます。お札など又撮れましたら何かのついでにさしはさむことに致しましょう。
そう言って下さって春風も喜んでいると思います。ありがとうございます。
15さん、随分重い腰がやっと上がりあしたね。拗ねないことにいたしましょう。競馬香の時は皆さんお着物に着替えて父上もお喜びでしたね。又お手伝いお願いしますね。
以前開いて頂いた競馬香がとても懐かしく思い出されます。
中々ゆとりが持てず、香りのお線香すら焚いていない日々です。
今度のお正月はどのようなお香になるのでしょうか?楽しみです~☆
SAKURA でまたお香にちなんだ数々のものを拝見できて嬉しいです。
今日の『春風』の他の三面やお札も、ご趣旨に添わないことなのでしょうが、見せていただく機会があれば嬉しいです。