立秋 となり 涼風至る候となりました。
立秋とは言え梅雨明けが遅かった今年は連日30度を越す猛暑の只中です。
風立ちぬ を感じて頂けたらと思いこんな写真を撮りました。
これは着物だった芭蕉布の袖と襟だけを取って目隠しにしたものです。(二枚重ね)
これは子供の頃から蔵で目にしていましたが、今回解いて丈を出してみたら総丈が150センチしかなく、おそらく祖母のものでしょう。
ですから相当の年代物で本物?の芭蕉布と思います。
芭蕉布は最近は大層高価ですがもともとは日常着ですから写真のような色目の泥臭さの抜けないものが本来でしょう。
七十年余も袖を通すことなく仕舞われていましたが、やっと日の目を見せてあげられました。
しゃっきりとしていてなお軽くやさしく風に揺らいで涼を与えてくれています。
芭蕉布のサイトを載せておきます。
http://mustang.c-mash.co.jp/basyouhu2.htm
http://www.ryusoen.com/some-ori-syokai/basyofu.html
夏物の着物を出してはみるのですがあまりの暑さに・・・
写真の芭蕉布は二重にしてもまだ漉け感がありますね。
涼しさをいただいて帰ります。
浮羽さん、考えたことはあるのですが切れませんでした。
一度母の楊柳縮緬の訪問着をサンドレスにしましたがこれも1度着ただけでした~ 着物を洋服にするのは難しいです。
COMUちゃん
祖母を覚えていてくれてうれしいわ。驚いたことに私の遠足に付添ってくれていた頃の祖母はまだ50代でした!亡くなったのが60歳でしたが、小さい私は70歳過ぎの『おばあさん』だと思っていました。昔の人は老けてみえましたね~ 今の私と比べるとすごい貫禄でした!
さくらさん、
こちらも猛暑でしたが風があったのでクラーはなしで日中辛抱しました。
暑さを忘れたいとSAKURAの作品つくりに精をだしましたよ。
芭蕉布は1枚で使いところでしたが目隠しにならないので重ねましたがちょうどよい透けぐわいになりました。
そうなのです浮羽さん、ずっと「何かに活用を!」と思っていましたがやっと念願かなったせいか毎日見てホッとしています。これはやはり芭蕉布のよさなのでしょうか?
それで「明石」と言うスーシルーの布があったので暖簾でも作ろうかと思い探しましたが見あたりません。
母が洗い張りをして綴じたままもらっておいたのですが~ 紫の縦縞が入ったお気に入りの布です。
夏の着物は上布といい見た目が本当に涼しげでいいです。
さくらさんが掲示板に『すすきのバッタ』を載せてくれました!驚きですよ。そちらにコメントをすると画像が下へ行ってしまうので暫くバッタをトップにしておきます。
ぜひご覧くださいな。私は初めて見たのでとてもびっくりしました~。昔の人の手技はすごいです。
見ていると、涼やかな風が吹き抜けていくようですね。
今はほんとうに高価で私などには手が出ません。
夏の着物は、洋服よりも涼しげで大好きです。
日本人は自分のためだけでなく、周りへも気遣って、こんな風な美しいものを着たのでしょうね。
明石・・・明石ちぢみでしょうか。
紫の縞の明石なんて想像するだけで嬉しくなってしまいます。
縫い直してお召しになるのは無理なのでしょうか。
それだけ手の込んだものなのですね。
明石は私も着たいのですが、年齢的に着ても1,2度でしょう。それを思うと縫い直すのも勿体ないようで~ それにとても薄いのです。この薄さは勇気が必要で、着ても暑いことでしょう。