SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

結びのこと

2006-01-17 10:30:13 | 
16日に寄せられたコメントにこちらで回答致します。
コメントありがとうございました。

まず、紐には針金は入っていません。紐の打ち込みだけで変化が付くのです。
「飾り結び」のご本には結び方は出ていませんが、他に結び方が出ている本もありますのでそれを参考に結びました。四つ手鮑や胡蝶結びなどは花結びで出来ていましたからそれをどうして輪の紐で結ぶか考えただけです。
要するに私の結べる結び方だけでまだまだ複雑な結びがあるわけです。
でも結びも免許皆伝があるようで、何も習っていない者が踏み込んでは失礼なのかもしれません。
口伝、免許皆伝の世界となるとなかなか目に触れることもないものですから、アップしてみましたが、「結びたい」と言う憧れだけで取り組んでいますのでこれでいいのかは?です。
結びは精神文化が強いですから形が出来ていても、その過程も大事にしなければならないようです。 最近目にする結びを見て何か物足りないのはこの見えない部分がおざなりだからではないか?など自身も反省するところです。

輪の結びで感心するところは「引き解け」で、ある紐を引けばサラサラと解けます。(1本の紐で結ぶ結び方や飾りを主体にする結びは無理で別ですが)これが出来ない結び方は結び方が間違っていることが多いです。
すみやかなお手前の手順の内になされなければならない結び方なのです。

これと反対なのは封印で、他人の開封を避ける為にわざと復元不可能な結びや結んだ本人以外しか分からない巻の回数などにしておきます。
密書や、毒物の注入を避ける為の茶壷など、こうして保護する役に立つ結びもあるのです。yellow1

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1 コメント

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Unknown (もこ)
2006-01-21 22:10:36
久々にサクラにお邪魔して感嘆しました。結び、美しいです!でもそうか~。それぞれに意味があるんですね。ただきれいに見せるというような、簡単なことではないのですねぇ。それにしても何に対しても言えることですが、昔の人はよく考えてますね。物が溢れている今の社会にあっても、こういう文化は是非とも残していきたいですね~。日々の生活の中で当たり前にさり気無くこんな文化と共存していけるような精神を養いたい!
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