天地始めて寒しの候となりました。
秋きぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
こんなお歌がよぎります。
昨夜の月はちょっと朧でしたが月兎の影も見えてよい風情でした。今晩は満月で、皆既月食も見られるそうです。
9月の満月は27日ですが何故か仲秋の名月は25日です。 月や風を楽しむ秋もそこまで来ています。
月末の和のコーナー作りは たとう です。
ちょっとものをさし上げる時に作っては如何でしょうか?
今回は豆本を包んでみました。お気に入りの物の収納にもいいですね。
作り方は説明するまでもありませんが、包むものを紙の上に置いて四隅をカットしてそこへ三角の千代紙を貼るだけです。紙縒りを付けるとたとうらしさが出てよく見えます。
紙の大きさは縦で包む物の2倍強、横で3倍くらいです。掲示板の方に開いた写真を載せておきますのでご覧ください。この紙は着物のたとうの古いものを使いました。紙がしっかりしているので最適です。千代紙もほんのわずかで出来ますし、廃物利用のようには見えないでしょ?
絵がかけたらもっといいのが出来るでしょうね。
こんなたとうを載せてこともありましたっけ~
http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/200510/archive
一雨ほしいと思いますが今夜まではお天気でいてほしいです。
可愛らしいたとう紙ですね、お人形さんの着物もこんなたとう紙を作って仕舞って上げるといいですね。
風呂敷やスカーフもたとう紙に入れてプレゼントしてあげると喜ばれるでしょうね。
いただいた後も使えるラッピングとは日本の包む文化は素晴しいですね。
掲示板の方で開いた写真を見ると千代紙の三角の部分が分りやすいです。
私もぜひ作ってみたいと思っています。
今回小さなものを探して豆本を包むことにしましたがあまり格好がよくなくてかなり変則な形になりました。でもどんな形でもそれ用ですから、そこに誂える良さがあるわけですよね。
浮羽さんやさくらさんには簡単すぎるでしょうから、工夫してお二方の個性の出るようなものを考えて下さいね。
お人形の着物用なら「お誂え」と書くとお人形さんも喜ぶことでしょう。