
大暑となり桐はじめて花を結ぶ候となりました。
我が家では5月に植えた西瓜の蔓が急速に伸び出しました。
涼しい時は先行きも危ぶまれるほど元気が無かったのですが、暑さとともに成長著しく、自家製の西瓜が食べられるかもしれません。
予定の七夕の飾りが間に合わなくて昨年作ったものを載せることになりました。
この折形は3月に載せた雛の節句の雌蝶と同じ折形です。
雄蝶雌蝶はそのままお飾りになる と前回書きましたが、この折形に各節句の造花や水引をつけて花結びをして下げれば掛飾りとなり、いろいろに応用できます。笹の巻葉は紙縒、他も紙製なので簡単に出来ました。
4年前、国会図書館で「掛物図鏡」のマイクロフルムを見ました。これは12ヶ月の鳥と造花の飾りの図で綺麗なものでした。
古書なので読みの怪しいところがありますがそこは?として書いてみます。
正月=柳 鶯 2月=桜 雉 3月=藤 雲雀 4月=卯の花 時鳥 5月=さつき 水鶏 6月=菖蒲 鴎? 7月=女郎花 鵲 8月=鹿鳴草(萩) 初雁 9月=薄 鶉? 10月=残菊 鶴 11月=枇杷 千鳥 12月=早梅 水鳥(鴛鴦)です。
旧歴なので季節感の差がだいぶありますが、五節句以外にもこうした掛物を飾っていたのですね。
折形の七夕飾りは普通の笹飾りと違って「大人の七夕飾り」と言う感じです。
やはり旧暦では随分花の季節感が違いますね。
昨日はおみおつけの実とお漬け物でした。
西瓜は花が咲いても実がまだで食べられるかどうかはまだ未定です。西瓜が出来たら嬉しいわ。
七夕のお飾りはさくらさんなら出来ると思います。
笹は庭のを切り取って、見ながら組ましたら結構本物っぽく出来ました~。本ものの笹はすぐにしぼんでしまいますから青々とした作り物は便利ですよね。
ぜひトライしてみて下さい。